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マンション購入入門講座(8) 正しい不動産会社の見分け方(2ページ目)

マンションを買うときには物件そのものだけでなく不動産会社もチェックしたいもの。でも、モデルルームの販売員をチェックするだけでは不十分です。不動産会社の正しい見分け方を身につけましょう。

大森 広司

執筆者:大森 広司

マンション入門ガイド

担当者の信用度も見極めよう

 不動産会社を見分けるといっても、会社そのものをチェックする方法は限られるので、やはり担当者の態度で判断することが第一でしょう。ポイントは「誠実に対応してくれるかどうか」に尽きます。早く買うようにあせらせる担当者や、競合するほかのマンションをけなすばかりの担当者はあまり信用できません。ただ困るのは、物件は気に入ったのに担当者が不誠実だという場合です。そんなときは、担当者を変えてもらうよう販売の責任者に交渉してみてください。

■こんな不動産会社の担当者には要注意
・「早く決めないと売れちゃいますよ」とせかす
・競合するマンションをけなしてばかりいる
・はっきりとした根拠もなく「大丈夫」「心配ない」を連発する
・「~でしょう」「~だと思います」と自信なく答える
・「頭金ゼロ、キャンペーン金利、35年返済、借り入れの半分がボーナス返済」などの危ない資金計画を勧める

役所で宅建業者名簿も見てみよう

なお、不動産会社そのものをチェックする方法としては、各都道府県の不動産業担当部署で「宅建業者名簿」を閲覧する方法もあります。過去に行政指導などを受けている場合は明記されているほか、業務の実績などのデータも確認できます。

■業者名簿のチェックポイント
免許証番号宅地建物取引業者の免許証番号。( )内の数字は営業年数の 長さを表す 。
営業成績過去5年間の取引件数や金額が分かる。
商号、代表者、事務所の所在地たびたび変更している業者は要注意。
取引主任者、従業員出入りが頻繁な業者は要注意。
資産状況資本金や財務内容などが分かる。
納税状況経営状態の目安になる。
行政処分歴宅建業法違反で過去に行政処分を受けていないか。
業界団体への加入加入していれば団体によるチェック機能がある程度期待できる。

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