駅に近いと通勤・通学や買い物が便利
通勤時間の軽減には、駅近くが何かと便利ですよね? |
1.通勤、通学がラク
2.買い物も便利
3.高く売ったり、貸したりできる
まず駅に近ければ当然、通勤や通学がラクになります。駅前のマンションだと多少の雨でも傘をささずに駅まで行けるケースもあるぐらいです。女性にとっては帰宅時に暗い夜道を歩く時間が短くて済む点もメリットでしょう。
駅の近くにはたいていお店が集まっているので、買い物も便利です。最近は深夜営業のスーパーも増えており、帰りが遅くなっても買い物をして晩ご飯をつくる余裕が生まれるかもしれません。
売るときの値下がりは駅に近いほど小さい
なにかの事情でそのマンションに住まなくなったときでも、駅の近くなら高く売ったり、人に貸すときに家賃を高めにすることも可能です。下のデータは94年に分譲されたマンションが、03年時点でいくらで売れたかを指数化したものですが、これを見ると駅から近い物件ほど分譲時からの値下がりが小さい傾向が読み取れます。特に首都圏の場合、「8~11分」までの物件は分譲時の6割以上の価格をキープしています。住み替えや買い換えの可能性がある人にとって「駅から徒歩10分以内」はひとつの目安になるでしょう。駅徒歩5分の物件が増えている
さらに最近は地価が安くなったり、駅前再開発が盛んになった影響もあり、駅から5分以内のマンションが増えています。下のデータを見ても分かるように、首都圏ではこのところ徒歩5分以内の物件のシェアが4割近くに達しており、所要時間の平均も短縮傾向です。この調子だと、「徒歩10分以内は当たり前、買うなら5分以内がおトク」なんてことになるかもしれません。次のページでは、気になる、駅近マンションの“弱み”をクローズアップしてみましょう。