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駅弁ならぬ「空弁」とは?(2ページ目)

駅弁ならぬ空弁(そらべん)がブームです。空弁とは、空港で売られている弁当のこと。特に注目の空弁とブームの秘密を追います。

執筆者:桑畑 穣太郎

■ 3つの秘密


1.機内食サイズ

機内の座席前のテーブルに飲み物と一緒に乗るように、弁当のサイズをB5判サイズに合わせたそうです。かなり狭い空間ですし、飛行機で食べられる時間は比較的短い!でもB5判サイズなら女性にも安心ですね。


2.においがない

「焼き鯖寿司」は、においが出ないように工夫されているそうです。あの密閉空間でにおいが広がっては、バツが悪いというものです。しかしそうではないのですから、また一つ安心が増えました。


3.「600円」という空弁価格

数がでる空弁は、600円のものが多いようです。。「焼き鯖寿司」も、4個入りのものは600円ですし、「万かつサンド」(600円)も人気があります。


駅で売られている弁当をみると、小腹を満たす程度の「おにぎり」や「サンドイッチ」は、100~500円の価格帯ですし、少し本格的なお弁当となると800円以上という価格帯が相場です。600円という価格帯は、意外に駅では見かけない価格帯です。空弁は、機内食サイズを比較的短い時間で楽しめる商品設計になっています。その分、価格もコンパクト化でき、結果として“空弁価格”となれたようです。

空弁のヒットは「機内」という特殊性が背景にあると同時に、限られた時空間であきらめかけていた、ささやかな贅沢を求めた生活者心理を反映しているのかもしれません。駅弁に比べると、少しスマートな感じを受けましたが、皆様はどう思われましたか?

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