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ブランド本は数あれど・・・ おすすめブランド本3冊(3ページ目)

最近はブランドに関する本が山ほどあります。いったいどういう視点でどんな本を選べばよいのか?特におすすめのブランド本3冊をご紹介します。

執筆者:桑畑 穣太郎

3.図解でわかるブランディング(ブレインゲイト 著)


ブランディングとは、ブランド構築のための手順のこと。
冒頭に4つの問いをあげましたが、実際に一番苦労するのは圧倒的に4番目の「強いブランドはどのように構築すればよいのか?」なのです。
これまでもブランディングについては様々な書籍を見たのですが、共通して気になったことが、「ブランディングはロゴやネーミングに始まるコミュニケーション上のブランド世界の構築だけで終わる話ではないだろう!」ということでした。
「だって企業が広告などのコミュニケーション活動で表明していることと、そこに働く社員の実態が乖離していたとすれば、本物のブランドにはならないではないか!」と。
なので、今ひとつハラに落ちなかったのです。

「図解でわかるブランディング」は、ハラに落ちなかった状況に対して、明確な解を提示しています。
この本のサブタイトルは「顧客価値の最大化を図る企業スタイルがパワーブランドを創る」となっています。経営者や社員からなる独自の企業スタイルを踏まえた上で、初めてブランドを活用した生涯顧客化やブランドコミュニケーションが成立することが理解できます。
また、図解でブランド構築の手順が詳細に書かれているので、とても理解しやすいです。

ブランド本3冊を読む意味とは?

ブランド本3冊に目を通されて、冒頭の4つの問いについて再度考えてみてください。
そこには、あなたの言葉で語れるブランド理解があるはずです。
その時に初めて自社のブランド価値向上やクライアントへのブランド戦略提案に活かせるものになるでしょう。

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