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モーションキャプチャで3DCGにリアルな動きを!(2ページ目)

モーションキャプチャの進歩は、3Dゲームのリアル性はもちろん、将来はホログラフィーテレホンへの応用も期待される。医学の研究や、ゲームや映画の制作、さらにロボットの遠隔操作として開発は続く。

執筆者:木村 勝己


エピローグ

 20XX年、シネラマ対応の立体表示フラットテレビの前では、家族が団らんしている。
グランドキャニオンの遊覧飛行を臨場感いっぱいに楽しんでいるようだ。
男の子はゲームに夢中なのだろう、隣の部屋でHMDを頭につけてバイブレーションシートの上で手足を動かしている。
彼は眼前に現れる敵と、バーチャルな武器で戦っているようである。
時々、バイブレーションショックを受けては、うめき声をあげている。
この時リビングのテーブルにレーザーの点滅、家族で参加しているサークルの仲間からのようだ。
皆さん元気!と彼女の弾んだ声と共に、まだ大きさは実物の半分くらいだが彼女の全身が写しだされた。

ホログラフィーテレフォンの予測

画像
映画スターウォーズではホログラム立体映像のシーンが多い。
(写真:(株)小学館プロダクション)

ホログラフィーテレホンである。
彼女は創作した新しいステップを早く披露したいようである。リアルな動きで見事なステップを踏んでいる。
光ケーブルが行き渡り、インターネットでは個人がそれぞれに動画で情報配信するのはあたりまえになっているが、容量の大きな3次元ホログラムデータがこんなに自然に再生されるとは驚きである。
ん?、でもどこかで見たようなステップ?....。スゴイぞ!。
彼女はマイケルジュニアらしい..。

**・・・モーションキャプチャの進歩は、ゲームのリアル性はもちろんホログ
ラフィーテレホンへも活用されている。彼女の映像はCGであり実際に
は伝送されてきていない。彼女の動きのみがキャプチャされて送られ
てきており、受信側にある彼女のキャラクターと合成され、表示されて
いるのである。
**・・・ でも、誰もCGとは思っていない。
**・・・ リアルな世界とバーチャルな世界が見事に融合している。

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