日本活性のカギを握る地域経済の再生
産業クラスター計画の内容紹介パンフ(平成16年度)企画・政策:経済産業省 地域経済産業グループ 産業クラスター計画推進室 |
このような中、経済産業省では、日本の産業競争力強化を図るため、「産業クラスター計画」を打ち出している。クラスターとは、本来ぶどうの房を意味するが、ここでは群れや集団を意味する言葉として使われている。
地域の中堅中小企業・ベンチャー企業等が大学や公的研究機関などのシーズを活用して、IT、バイオ、ナノテク、環境、ものづくり等の産業クラスターを形成し、地域産業の再生そして日本の産業競争力向上を目指すものである。
米シリコンバレーの活力を目指せ!
既に米国ではシリコンバレーのように、大学や研究施設の周辺からさまざまなハイテクベンチャー企業が誕生し、米国経済の牽引力になっている。大学等の研究機関や中小企業やベンチャー企業の自由な交流が、新しいイノベーションを生み出しているのだ。シリコンバレーの場合は自然発生的に形成された形であるが、このような形成を政策的に進め、産業競争力を高めようとする動きが、ドイツやイギリス、オーストリアをはじめ動き出しているのである。
日本でも地域振興政策は既に次ページのよう行われてきている。