返せる額から借りられる額を求める
住宅ローンで借りられる額に、用意できる頭金を足せば「買える額」だ |
[借りられる額の求め方]
返せる額÷早見表の金額×100万円
返せる額は年収負担率で求める
例えば年収600万円のケースで年収負担率(年収に占める年間返済額の割合)20%として返せる額を計算すると、年間返済額は[600万円×20%]で120万円。12(カ月)で割ると毎月の返せる額は10万円です。借りる住宅ローンの金利が3.0%、返済期間が35年とすると、借りられる額は以下のとおりになります。10万円÷3848円=26(小数点以下四捨五入)……返せる額を早見表の金額で割る
26×100万円=2600万円……求めた数字に100万円をかける
なお、年収負担率は20%以内とすれば返済の負担がさほど重く感じられず安心でしょう。収入に余裕があれば負担率を上げてもかまいませんが、せいぜい25%以内としておきたいところです。下の早見表を使えば年収から「借りられる額」の目安がすぐに分かります。
■年収と年収負担率から求めた「借りられる額」(金利3.0%、35年返済のケース)
年収負担率 | ||||
15% | 20% | 25% | ||
年収 | 400万円 | 1300万円 | 1730万円 | 2170万円 |
500万円 | 1620万円 | 2170万円 | 2710万円 | |
600万円 | 1950万円 | 2600万円 | 3250万円 | |
700万円 | 2270万円 | 3030万円 | 3790万円 | |
800万円 | 2600万円 | 3460万円 | 4330万円 | |
900万円 | 2920万円 | 3900万円 | 4870万円 | |
1000万円 | 3250万円 | 4330万円 | 5410万円 |
諸費用や生活費の確保も忘れずに
借りられる額が判明したら、その金額に頭金をプラスすれば購入予算が計算できます。仮に頭金を700万円用意できるとすると、[借りられる額2600万円+頭金700万円]で買える額は3300万円になります。買える額=借りられる額+頭金
なお、手持ちの預貯金からは頭金のほか後に述べる諸費用も捻出しなければいけません。また、いざというときの生活費100万円~200万円も手元に残しておきたいところです。逆に親からの贈与を受けられればその金額はプラスできます。結局のところ、頭金として利用できる金額は以下のとおりです。
頭金=預貯金額-200万円~300万円+親からの贈与額
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