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日本の発明!屋井の乾電池

今や携帯情報端末、ウォークマン、おもちゃや時計といったものへの電池の需要は大きい。この乾電池を世界で最初に発明したのは日本人だ!シカゴ万国博覧会での反響は如何に!

執筆者:木村 勝己

乾電池が発明されて、もうすぐ120年になろうとしている。今や携帯情報端末、ウォークマン、おもちゃや時計といったものへの電池の需要は大きい。その持続時間も長くなり私たちの生活を豊かにしてくれている。

世界で共通に使える電池

この電池にはマンガン乾電池、アルカリ乾電池、リチウムイオン乾電池、ニッカド乾電池など多くの種類が増えている。その形も円筒型からボタン型、角型など多種多様になっており、商品の特徴に応じて上手く使い分けられている。


≪いろいろな乾電池≫


乾電池の初期は、携帯電灯への需要が大きかったようであるが、その後の進化は凄い!また仕様が国際規格で決められ、世界中どこでも同じに使えるものが手に入るのが便利である。

液体の電池から乾電池へ

この乾電池を世界で最初に発明したのは日本人だ!新潟県生まれの屋井先蔵という人である。えっ!?と思われた人がいたのではないだろうか。そう電池といえばイタリア人の発明である「ボルタの電池」があまりにも有名なのだ。

しかしこのボルタの電池は、電解液である塩水の中に電極として銅板と亜鉛板を使ったものであり、液体の電池である。重いし取扱いには不便であった。

電解液の補充が必要であり、電極も時々清掃をしないと発電能力が低下してしまうのだ。そしてこの不便さを解決しようとして生まれたのが、屋井先蔵の乾電池である。その屋井先蔵とは次のような人物である。
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