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ストレス蓄積…うつにならない仕事術

「自分は働きすぎかも…」そんな風に思うあなたにこそ読んで欲しい、時間短縮のための仕事術。心身ともに休めてあげてください。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

悩み
仕事によるストレスは、うつ病を引き起こす可能性もあります。
今回はAll About Life連動記事。「うつにならない仕事術」というテーマでお話ししていきたいと思います。

ただ最初に申し上げておきたいことは、「この記事を読んで、そのとおりにしたらうつには絶対ならない」という話ではないということです(言わなくても、ご理解いただけると思いますが……)。

仕事によるストレスからうつになる方が多いのは確かですが、それだけが原因ではないようです。その一方で、仕事から来る重度なストレスが原因と考えられる状態でうつになる方がいらっしゃるのも事実。

それに近い環境にいらっしゃる方にとって、なんらかの予防になればよいなと思って、今回の記事は書かせていただきたいと思います。

ストレスがなぜうつを引き起こすのか

そもそも、なぜストレスがうつ病をはじめとして、私たちの心身に影響を与えるのでしょうか? その前提として、「うつ病は神経伝達物質の不足と関係が深い」という話をします。

人間の脳は多数の神経細胞から成り立っていて、神経細胞同士の間で情報交換がおこなわれています。神経細胞と神経細胞の間にはシナプス間隙というスキマがあり、その間を電気信号が行き来するのですが、その行き来をスムーズに行なう役割を果たしているのが、神経伝達物質です。

そのなかで、セロトニンやノルアドレナリンという物質が不足すると、神経間の伝達がうまくいかず、憂鬱・億劫などといったうつ症状をきたすことが知られています。

では、なぜストレスによりそうした神経伝達物質が不足するのか?ストレスを最初に感じ取るのは脳の大脳皮質と呼ばれる部位です。別名理性脳とも呼ばれるところですね。そして、その刺激はもう少し内側の大脳辺縁系という部分で情動(感情の動き)に転化されます。つまり、不安とか悲哀といった感情に変わります。

そしてその情報は、大脳辺縁系近くにある視床下部を通じて、自律神経や内分泌に影響を与えるのです。そうした影響が心に出た場合の反応の1つとして、神経伝達物質の不足につながるということですね。

若干、ややこしい話が続きました。ここからは「では具体的にそのストレスを減らす方法は?」という部分に触れていきます。
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