企画書、各ページで書く内容をご説明しましょう。 |
前回の記事では、企画書の典型的な順番についてお話ししました。「何をどういう順番で書くか」ということでした。では、そのそれぞれのページにおいては、どんな内容を書けばよいのか、もう一歩ブレイクダウンしてお伝えしたいと思います。
1.表紙
企画書の表紙は、手に取った人が最初に目にする部分です。そしてここで失敗してしまうと、2ページ目以降が読まれなくなってしまいます。実際、少なくないんですよね。表紙に書かれた文句がつまらないから、読み手に2ページ目をめくらせられないものが。広告で言えばキャッチコピー、メールで言えばタイトルにあたるのが、企画書の表紙です。
ここで伝えるべきは、テーマと副題です。テーマは領域を示すもの。読み手に「自分に関係するテーマだ」と感じさせることが必要。でも、どうしてもテーマの一文だけで読み手の関心を十分に引くのは難しい。だから、副題の一文で少しキャッチーなものを持ってくるわけです。
2.アウトライン
アウトラインというのは、本でいうところの目次です。このアウトラインを2
ページ目に持ってくることで、この企画書において何を語ろうとしているのかを示すのです。
1ページ目のタイトルだけでは伝えきれなかった分までをしっかりと内容をイメージさせる。このアウトラインがあることで、読み手は全体像をしっかりとつかむことができるわけです。