企画のノウハウ/企画書の書き方・まとめ方

企画書を1枚のチラシにまとめる力(2ページ目)

企画書を分厚く書くのは本質ではありません。もっと短く書く。そのためにはどうしたらよいでしょうか?

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

まずはメッセージの量を減らす

何が言いたいかというと、結論は「メッセージの量を絞りましょう」ということです。パワポで企画書をつくるのならば、最低限のスライド枚数で仕上げるようにする。

それが5枚なのか、10枚なのか、20枚なのかは内容によります。一概には言えません。「絶対に伝えなければならないことを盛り込んだら、50スライドになってしまった」ということも十分にありえる話。ただ、無駄なスライドはいれないようには気をつけるべきですよね。

1枚のチラシにまとめる

極論を言うと「無理にでもスライド1枚に大切なことをまとめてみる」というのも、すごくお勧めできる方法です。私も仕事で1枚ペラのチラシや、FAX原稿をつくったりします。この作業、とてもしんどいのです。何がしんどいかというと、ハンパなく頭を使う作業なんですよ。

手元には15枚のスライドがある。これをA4一枚にまとめようとすると、当然ながら削ぎ落とさなければならない情報が多いわけです。結果として、何が特に大事な情報で、何が優先順位が低い情報なのかを徹底的に考えなければならない。この作業の中で、砂浜からダイヤモンドを拾い出していくわけです。

実際に、その1枚ペラを使うかどうかにかかわらず、あなたもぜひ「企画書を1枚にまとめる」ということをやってみてはいかがでしょうか? すごく洗練されたメッセージが見つかる可能性は少なくないですよ。


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