話しベタの克服方法は?

5つの力で、あなたの話し方をチェック。意外なクセに気づくかも。

今回は、コミュニケーションに大切な会話力をアップするヒント、話しベタを克服するための5つの力と身に付け方をご紹介します。
 
 
 

話ベタを克服する力1:話題を創る力

話す話題がないことには会話になりません。話のネタを持っていることが必要になります。それには、あなた自身がネタを探し、いざという時に話題に出来るようにしておくことが重要です。

ネタを探すには、自分の周りの出来事、社会の出来事などに意識を向けることが大切。新聞・雑誌・サイトで最新のニュースや気になる話題などを入手しておくのもいいでしょう。ネタとして使うときの注意として、ただ情報を言うだけでなく、必ずあなたの感想や意見を用意しておきましょう。
「昨日の新聞に○○○○だって載っていましたよ」
「へ~そうなんですか」
「そうです…………」
となると、会話になりませんね。
情報は会話のきっかけや入り口として重宝しますが、その話から展開していくためのイントロダクション。
相手が反応したあとの話をどうしていくかを考えておく方がいいでしょう。

実際に見たり聞いたりした体験からの話は、あなただけが話せる貴重なもの。日頃から意識して使えるネタとして用意しておきましょう。
「テレビのニュースで入社式をみたけど、今年はたくさん採用されているんですね」
と言うよりも
「今日、電車の中で新しいスーツを着た新入社員らしき人をたくさん見ましたよ。去年より多いようですね」
と言うほうが、あなたが観察してきた体験をもとに実感することが出来ます。

実感できたことは、記憶に残ります。ということは、あなたの話が相手に残るということです。はじめはギクシャクすると思いますが、慣れれば話している話題の中から更に広げていくことが出来ますよ。

話ベタを克服する力2:相手を理解する力

相手を意識して理解しようとする気持ちがないと、うまく会話は進みません。話すことはコミュニケーションのひとつ。会話する相手をわかりたいという気持ちは大事なポイントです。

話は相手の興味のある事から話していきましょう。自分の話をベラベラと話しても、聞いている相手は面白くありません。誰もが「自分の興味のある話」でないと聞いていても楽しくありません。以前の記事「話題豊富な会話術」でもご紹介したように、相手の興味あることを見つけるための情報収集が大切。はじめは相手の周りの人からリサーチするのも効果的です。
たとえば、社内に野球好きの先輩がいたら、軽い会話なら野球の話からするのがいいでしょう。相手の強みなども知っておくと、「○○が詳しいんですってね!」と、話題のひとつとして広げることが出来ますね。

専門用語や業務で使っている言葉など、知っているのが当たり前だと、つい使ってしまう言葉がありませんか? あなたが日常のように使っている言葉でも相手にとってははじめて聞く言葉かもしれません。それを説明せずに会話を続けてゆくと、相手は話をしたくなくなってきます。よくやってしまいがちなことなので充分に注意しましょう。

そして同じように気をつけなければいけないことが、お互いが使っている言葉の意味の違い。日本語だからといって同じ意味とは限りません。お互いの価値観で使われる言葉は、トラブルの原因にもなってしまうので注意しましょう。

話しているときは相手の反応をよく観察していると、ちゃんと理解しているのか、いないのかがわかります。どのタイミングで次へ話を進めたらいいかも読めるようになりますよ。

話ベタを克服する力3:話を聴く力

話を聴く力

話を聴く力

話すことと同じくらいに重要なのは「聴くこと」です。色々なところで言われていますが、本当に上手に聴くことが出来るとうまく話せなくても大丈夫、というくらいに大切なこと。ところが意外にちゃんと出来ていない人が多いように思います。

会話はひとりで話すことではありません。相手と自分がいて成り立つもの。よく「会話のキャッチボール」といわれますが、相手を意識していなければ投げたボールも受け取ってもらえないし、ちゃんと相手を見ていないとボールは受け取れませんね。ひとりで話す練習をいくらしても、実践で使えないのは、このことを理解してないからとも言えるでしょう。

そして聴くとき「あなたの話に興味を持っています」と、相手に知らせなければなりません。そこで話を聴くときに注意することは……

▼聴くときの態度
身体をのけぞるような姿勢で話を聞くと、相手が距離を感じたり態度が大きく見えて好印象をもたれません。不自然に身を乗り出す必要はありませんが、「聴きたい!」という気持ちは、前かがみくらいがいいですね。

会話中は他に視線を移さずに、相手の顔を見ながら聴きましょう。ただ、あまり目を見つめているとお互いに気まずくなることもありますので、鼻の辺りを何となく見ているとお互いが話しやすいかもしれませんね。

▼返事、反応の返し方
話をしっかり聴いているとわかる動作に「うなずく」があります。自分では身体をちゃんと動かして「うなずく」ことをしているつもりでも、あまり動いていない人もいます。相手が認識してはじめて「うなずいた」ことになるので注意しましょう。
「同じ言葉」で返事をしつづけると、聴いてないようにとられてしまうことがあります。返事をしているのに「聞いているのか」と言われたことはないですか?
たとえば、
「相手の話」 ⇒ 「はい」 ⇒ 「相手の話」 ⇒ 「はい」 ⇒ 「相手の話」 ⇒ 「はい」 ⇒ 「相手の話」 
というように、返事はしているのだけど「はい」しか返ってこない場合、相手はだんだん聞いてないように感じられてくるものです。
こういう場合は「はい」「そうですか」「なるほど」などと、色々なヴァージョンで「返事」を変えた方が効果的です。

▼言葉の挟み方
基本的には相手が話しているときには、口を挟まない方が気持ちよく話してくれます。会話の途中ではなく、相手の話が一区切りし、ふとした間が出来たときに感想や質問を入れるといいでしょう。また相手が自分の得意ジャンルを話題にしていたら、「私もそれは興味がありまして……」とあまり自慢にならないようにさりげなく会話に入っていきましょう。

自分に関心を持たれない人に向って話すことは、とても話しづらいものです。しかし無意識のうちにやってしまっていることも。自分の聴く態度を意識して改めてみましょう。友人や家族からどう見えるか教えてもらうのもいいですね。

話ベタを克服する力4:基本を突きつめる力

基本を突きつめる力

基本を突きつめる力

話しベタだという人や、他人から聞きにくいと言われる原因には、基本的なスキルを身に付けていないからというのもあるでしょう。話の内容がよくても聞きづらいと、相手から聞こうという気が失せてきてしまいます。たとえば……

▼声が小さくて聞こえにくいといわれる人
しっかりと「発声の練習」をすることで声が出るようになります。

▼もごもごと何を言っているのか聞き取りにくいと思われている人
「滑舌の練習」、たとえば早口言葉や一音ずつ口をしっかり開けて言えるようになると解消されます。

▼クセがあるな~と思う人
「え~、あ~、あの~」などという口癖が頻繁に会話に出てくると、その癖の方が気になって、内容に意識がいかなくなってしまいます。
語尾が強く「きつい感じ」を与えていたり、語尾が延びて「甘えた感じ」や「だらしない感じ」と印象付けてしませんか? ちょっと気をつけると印象が変わって聞こえますので、ぜひ注意してみて下さい。

無意識にやってしまうのが「癖」です。なかなか自分ではわかりにくいと思います。友人に客観的に聞いてもらい注意してもらうか、プロの先生にチェックしてもらうといいでしょう。
「癖」を直す近道は……意識することです。

話し方のスキルを自分で見直して基本的な練習を続けると、次第によくなってきますので頑張って下さい。

話ベタを克服する力5:試行錯誤を繰り返す力

会話力を上達させることは一夜では出来ません。以前に「あなたは、なぜうまく話せないのか?」でもご紹介したように、話すことは日常のことです。常にうまくいったりいかなかったりの繰り返しです。そうやって実践することが会話力を上げていくことになります。

話しベタの人は、話す、会話するという経験がとても少ないのです。たとえば車の免許をとっても、運転しなければ上手にならないのと同じこと。はじめからスイスイ運転することは出来ませんよね。
つまりあなたは「話す」という免許をすでに持っています。あとはどんどん実践をするしかありません。話がうまい人は、この経験・体験の数が多いのです。きっと今に至るまで数多くの失敗もあったでしょうが、だからこそ会話の基礎体力がついてきたはず。ぜひ、諦めずに路上運転に出て行ってください!

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