人見知り・コミュ障と嘆く前に知っておきたい雑談テクニック
「連想ゲーム」で会話上手に
「初めて会った人とふたりっきりで、どんな会話をすればいいんだろう」
恋人同士の初デート、職場や取引先などでふと空いた時間など、さまざまな場面において、だれしも一度はこんなふうに思った経験があるのでは?
なかなか言葉が出てこなかったり、間がもたないときに使える、誰にでも簡単にできる雑談テクニックをお伝えしますね。
1. 連想ゲームで簡単に会話の糸口をつかむ方法
ふたりっきりになるとどんな会話をすればいいのか迷うことがありますよね。
実は、会話って、連想ゲームと同じ仕組みで組み立てられるんです。その連想ゲームを会話に応用することができれば、ゲーム感覚で簡単に会話を作り出すことができます。
例えば、「りんご」から連想ゲームをやってみましょう。
「リンゴは赤い」→「赤いは太陽」→「太陽は元気」……など、連想されていく言葉をつなげていきますよね。
では、会話に応用してみましょう。
方法としては、相手のプロフィールなどに関する基本的なキーワードの連想ゲームから会話をスタートし、そのなかで、相手が興味を持っているキーワードがわかってきたら、さらに新しいキーワードついての連想ゲームをしていけばいいのです。
例えば、初デートで自己紹介をしあったところ、相手が湘南出身だったとしましょう。
まずは、頭の中で「湘南」をキーワードに連想ゲームをやってみましょう。
湘南といえば……「サザン・オールスターズ、江ノ島、海がキレイ」などが浮かんだとしましょう。
それらの「湘南から連想されること」を会話としてつなげていくことができれば、会話を途切れることなく続けることができます。
「湘南といえば、サザンですよね!」
「へえ、湘南出身なんですね。湘南といえば江ノ島がありますね」
「湘南は、海がキレイなイメージがあるなぁ」
……など3パターンの会話が考えられます。
サザンの話で盛り上がれば、その方向性で、音楽の話で展開すればいいですし、もしも「僕はサザンは、実はあんまり聞いたことないんです」と言われたら、
次の「江ノ島」を出してみてもいいでしょう。
そこで「江ノ島の水族館は、オススメですよ!」などと相手の反応がよさそうだったら、「水族館はよく行くんですか?」などと展開してもいいでしょう。
ようするに、「湘南」で連想できることを話していくうちに、相手の反応をしっかり見ていれば、興味があること・興味がないことがわかってきますから、それに合わせていけばいいのです。たったこれだけで楽しく会話を続けることができるんですよ。
2. 相手の会話を自分の得意ジャンルにつなげる方法
ドライブデートでふたりっきり。もっとこんな話がしたい、なんて時は?
たとえば、彼が車の話をしている時に、あなたは猫の話をしたいと思っているとします。でも、「私、猫が好きなんです!」と突然言われたら、彼は「え? 急にどうしたの?」と思ってしまいますよね(笑)。
でも、先ほどの連想ゲームを使って、「車」から連想しやすい「ドライブ」に続けた上で、「猫」につなげてみましょう。
男性「僕は、車が好きなんだ」
女性「へえ、今度はドライブデートもいいですね。晴れた日に、国道134号線で江ノ島に行ったら気持ちよさそう」
男性「江ノ島にドライブはいいなぁ、よく知っているね♪」
女性「江ノ島って猫が多いって、この前テレビで特集していて、行ってみたいな~って思ってたんです。実は私、猫が大好きなんですよ♪」
いかがですか? ちゃんと会話になっているのはもちろん、彼も車の話が盛り上がったように感じているのではないでしょうか。
こんな感じで連想ゲームを応用すると、自分が話したいことにつなげることもできるんです。
「連想ゲーム」が上手になれば、会話上手になれる!
「連想ゲーム」が上手になるには、どれだけ自分の頭の中にキーワードとなる「言葉」が浮かんでくるかが大切ですよね。これは、会話も一緒です。これは一人で練習することができます。ひとつのキーワードでどれくらい多くのキーワードを想像できますか?
「場所」「音楽」「グルメ」「スポーツ」など、はじめての人と話しやすくなりそうなテーマを考えておくと、どんな相手でも自然ときっかけの言葉を問いかけられるようになります。
先ほど例に出した「湘南」の場合、
「場所」→ 江の島、海
「音楽」→ サザン、湘南乃風
「グルメ」→ シラス
「スポーツ」→ 湘南ベルマーレ(サッカー)
……などなど、色々なジャンルの言葉が出てきますよね。
いかがでしょうか。
会話は慣れです。「会話」「雑談」と難しく考えると、何を話せばいいのかな……と不安になってしまいますが、実際の会話はこのように連想ゲームと同じようにできています。あまり難しく考えすぎずに、ゲーム感覚で会話を楽しんでみましょう!
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