ビジネスマナー/トラブル・クレーム対処法

パワハラ、恋愛… 社内トラブル対処法

セクハラ、パワハラ、悪口や噂話など、職場内におけるトラブルは、どこの職場にもあります。もし自分が対象者になってしまったら、どのように対処したらいいのでしょうか。

美月 あきこ

執筆者:美月 あきこ

ビジネスマナーガイド

毎日、トラブルなく過ごすことができれば一番ですが、大勢の人がいればモラルに対する考え方や感じ方の違いはあって当然。些細な違いに関しては、普段からよくコミュニケーションをとって、トラブルを回避したいものですが、深刻なケースに発展しかねないトラブルについて見てみましょう。

女性も注意!~セクハラ~

身体をジロジロ見られただけでも、本人は不快に感じることも。
世間では、セクハラと言われていますが、正しくはセクシャル・ハラスメント(性的嫌がらせ)です。何をもってセクハラというのかですが、「された側、言われた側が不快に感じた」かどうかが判断のポイントになります。直接身体に触れる以外にも「え、こんなことも?」と思うようなことが含まれています。

・最近、太ったんじゃない?
・体重、どれくらあるの?
・服のサイズは?
・彼氏は、いるの?
・今日は、デート?

など、業務に関係のないきわめて個人的な質問などが、それにあたります。また、「女のクセに」など性別を理由に見下すような表現も含まれています。同時に女性から男性にむかって「男のクセに」発言もNGです。

もしあなたがセクハラだと感じた場合は、「不快に感じている」ということを毅然とした態度で伝えます。決して感情的にならないように。状況が改善されない場合は、先輩や上司に相談しましょう。ただし、女性によってはセクハラを受けているという相談を、自慢話だと受け取り嫉妬する人もいますので、相談する相手は心から信用できる人に。

言葉と態度の暴力 ~パワハラ~

「役立たず!」なんて怒鳴られたら、誰でも精神的ダメージを受けますね。
パワーハラスメントとは、上司が部下を罵倒する、脅すなどの圧力をかけて、精神的に追い詰めることです。「仕事ができないやつだ」「給料泥棒」「役立たず」「クビだ!」などの暴言がそれにあたります。言っている本人は、叱咤激励のつもりかもしれませんが、想像している以上に人を傷つけています。最近では、パワハラが引き金になり心の病にかかり、自らの命を絶つという人も増えています。

社内でのトラブルは、まだまだあります。>次ページへ
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