たった1人で勝負する芸人=“ピン芸人”。「○○斬り!」のギター侍・波田陽区をはじめ、大人気です。もしあなたが彼らのようなピン芸人だとしたら、あなたはどんな芸風なんでしょう? お笑いの基本であるボケとツッコミから、デキる・モテる男のコミュニケーションを探ります。
《CONTENTS》●お笑いブームを引っ張る“ピン芸人”(1P目)●お笑いの基本・ボケとツッコミ(1P目)●“ギター侍”は自らツッコミ、自らボケる(2P目)●“さんま”は他人にツッコミ、ボケを引き出す(2P目)●あなたのボケ・ツッコミパターンは?(3P目)●ツッコミで相手の話を輝かせる(3P目)
お笑いブームを引っ張る“ピン芸人”
部下や彼女を斬っていませんか? |
この「ブーム」を引っ張っているのは、今まではあまり一般的でなかったお笑いのカタチ。それは……
“ピン芸人”。
“ピン”とはギャンブル用語でサイコロの「一」のこと。二人の“コンビ”や、三人の“トリオ”を組むのではなく、一人で演じる芸人が今や大人気なんです。
「……って言うじゃない……。残念! ○○斬り!」
ご存知ですよね。人気“ピン芸人”の一人である“ギター侍”こと波田陽区の決まり文句です。2004年の流行語大賞のトップテンに入ったほど大ブレークしました。
そのほか、冷めた口調で語り、最後は「間違いない!」の決まり文句で締める長井秀和、淡々と話していると思っていると、「どこ見てんのよ!」といきなり怒りモードに入る青木さやかなど、数多くの“ピン芸人”が活躍中です。
お笑いの基本・ボケとツッコミ
「お笑い」といえば、“ボケ”と“ツッコミ”。2人のコンビで行う漫才では、ボケ役とツッコミ役が明確です。人気コンビでいうと、ダウンタウンではツッコミの浜ちゃん(浜田雅功)にボケの松ちゃん(松本人志)。爆笑問題ではツッコミの田中(裕二)にボケの太田(光)といった具合です。
ツッコミ役が話の展開をコントロールする中、ボケ役がとぼけた応答をして面白い話をしていきます。そのボケ役の話に対しツッコミ役は、合いの手を入れてテンポを出し、わかりやすくまとめ、大げさに返していきながら盛り上げていくわけです。
1人で行うピン芸人の場合、このボケとツッコミをどのように組み合わせているのでしょう? 例えば、「◎◎斬り!」のギター侍の場合はどうでしょう?
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