キャリアプラン/キャリアプラン事例

「ビル再生王」サンフロンティア堀口社長(5ページ目)

中古ビル再生に挑むサンフロンティア不動産の堀口智顕社長は、27歳までカフェの店長を務めていた。そこからなぜジャスダックに上場する不動産会社社長になったのか?

執筆者:角田 正隆

27歳の転機

27歳でキャリアの大きな分岐点に立たされた

生真面目な堀口氏は、飲食業界に限界を感じ始める。毎日のストレスに新宿地下街という空気の悪い職場にいたことが重なり、徐々に体調にも影響が出てくるようになった。27歳までに円形脱毛症を4回、自然気胸という病気を2回も患った。

「自分の才能では無理だと思いました。こんな日の当たらない地下では一生仕事したくない―――」

カフェのアルバイトを始めて、いつしか10年近い年月が経っていた。「貧しい佐渡での生活を脱したい、東京で一旗上げたい」という思いで上京し、アルバイトにのめり込み大学を中退。カフェの社員になって店長に昇進していた。それだけの時間が経っていたと思うと、いても立ってもいられなくなった。

「実業界から見れば、それまで私は怠惰に生きていました。今のフリーターと大して変わりませんよ」

そうして1人悩んでいたころ、転職を決意させる出来事があった。先物取引で失敗して大損したのだ。改めて「こんなんじゃダメだ」と痛感することになった。居心地のいいカフェの仕事を断ち切るには、それぐらいのショックが必要だったのかもしれない。

そこで「そもそも自分が何をやりたかったのか」改めて考えてみた。なぜ自分は上京したのか―――。それは建築士になるためだった。


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