キャリアプラン/キャリアプラン事例

希望をつかむ「120%理論」 小室淑恵さん(6ページ目)

先日初出産を終えたワーク・ライフバランス小室淑恵社長のビジネス哲学、プレゼンテーション技術、「憤りリスト」という独自の困難克服法をご紹介します。

執筆者:角田 正隆

「4足のワラジ」を履くタイムマネジメント

時間管理のコツは1日を24時間で分割しないこと
―――それにしても起業、講演、執筆、育児など活動範囲が広いですね。どうやって時間をマネジメントしているんですか?

小室:確かにいろいろなことに取り組んでいますが、逆に仕事は効率的になっているんですよ。仕事を通じて素晴しい方たちと出会うことで、どんどんアイディアが広がり、抱えている難しい仕事を解決できるような視野をもたらしてもらったりできます。1つのことだけをやっているよりも、複数のことを同時にこなしている時のほうが、1つひとつの仕事は早く完成していくんですよ。

また、女性7人で「ミアマーノ」という商品開発のチームを結成しているのですが、まったく価値観の違う7人が集まって企画するので常に発見があり、また大切な情報源でもあります。

時間の使い方を分析してみると、仕事が終わらないと嘆いているときも、実は結構アイディアが浮かばなくて資料が作れないなど、手が止まっている時間が長いだけなんです。私も会社員時代に残業が多い時期もありましたが、残業が増えて仕事だけの毎日になり情報収集できる時間が減れば減るほどアイデアが浮かばなくなり、仕事も進まないというスパイラルにおちいっていたと思いますね。

いくつもの軸を持ち、同時進行で進めることで24時間を分割するのではなく、むしろ相乗効果を発揮して時間を有効に使えるので「2足どころか4足のわらじ」というのがモットーなんです(笑)


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