就職活動すべきか?
▲まずは自分の才能を試そう! |
安河内さんは悩みました。当時は予備校講師が盛んにテレビ出演。高級外車に乗り回す講師も登場するなど、予備校講師という仕事に大きな“夢”を感じていました。
人気の塾講師だった安河内さんが、「予備校講師になって成功しよう」という野心に燃えても、不思議ではありません。人前に立って話すのが好きであるなど、この仕事に対する適性も十分でした。
ところが安河内さんの両親は、大手金融機関のような手堅い企業に就職するように勧めます。確かに、完全実力主義の予備校の世界で、生き残れる保証はありません。悩んだ挙句、安河内さんは、予備校講師としての自分の才能を試してみることにしたのです。