キャリアプラン/キャリアプラン事例

伝説の予備校講師 No.1(5ページ目)

カリスマ予備校講師・安河内哲也氏は、約15年トップ英語講師の座を維持している。激しい競争が繰り広げられ「講師の寿命は5年」と言われる中、安河内氏が生き残る理由とは―――

執筆者:角田 正隆

安河内先生の授業の体験版が動画配信されている。便利な世の中になった・・・・・・。4Mbpsのライブ動画配信「いやでもわかる英文法~分詞編~」 
(4) ベストな健康状態をキープ

安河内:『巨人の星』の影響でしょうか。古い人は『苦しむことが勉強だ』と勘違いしています。それは科学的ではありません。脳を活性化させるためには、適宜、甘いものを摂取する必要があるし、睡眠を削ったりすると、学習効果は低下します。常にベストな健康状態を維持するよう、生徒にアドバイスしています。

(5) 勉強を楽しもう!

安河内:勉強とは本来、楽しいことなんです。英語も上達すれば外国人と会話したり、英文が読めるようになります。しかも英文読解で読む文章は、あらゆる学問の入門編として読み応えがあるものが多い。毎日多くの英文に触れているおかげで、まるで“雑学王”ですよ(笑)。

受験生が敬遠しがちな古文も、『源氏物語』などは読み物として、十分楽しめる内容です。そもそも『勉強は苦しめ』という指導が間違っているのです。私は『勉強は思いっきり楽しめ』と生徒に語っています。ときに生徒を“ほめ倒し”て、気持ちよく勉強できるよう配慮しています。

人気講師のメディア使いこなし術

授業を見れば一目瞭然ですが、安河内先生の講義には、見る側の集中力をそらせない工夫が、随所に施されています。ビジネス上のプレゼンテーションにも役立つ、相手に飽きさせない講義のコツを聞きました。

>人間は「先が読めないもの」が面白い

  • 前のページへ
  • 1
  • 4
  • 5
  • 6
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます