キャリアプラン/キャリアプランの書き方

35才-キャリア・能力開発の分岐点(2ページ目)

転職市場において、35才が節目と言われています。35才を過ぎると、求人案件が激減し、基本的には35才以上は管理職の求人となります。では、35才までにしなければならないことを考えていきましょう。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド

では、上司に評価される人材になるためには

期待に応えるためにはコミュニケーションこそが重要です!

上司が部下の評価をするという構造上、高い評価が得られることが昇進のポイントです。上司に評価をされて管理職というパスポートが得られるのです。評価されるには何が重要なのでしょうか。

その答えは、イメージギャップを極小化することにつきます。「事前期待」と「事後評価」の関係で決まるのですが、以下のようなことが言えます。

1.事前期待>事後評価・・・期待外れ
2.事前期待=事後評価・・・期待通り
3.事前期待<事後評価・・・期待を越えた

1は決してしてはならないことです。期待外れの結果であれば、次のオーダーは難しいでしょう。上司と部下の間でイメージギャップがあったのです。ギャップを埋めるには双方のコミュニケーション(対話や質問をすること)でイメージの共有化を図ることが最低限必要なことです。

これができた状態が2であり、リポートオーダーが取れる状態です。期待通りの仕事をすれば、次も任せられるのです。更に3であれば、イメージ合わせがきちんとできていて、想像を越えた付加価値がついている状態です。一発で強い信頼関係が構築できるでしょう。

きちんとコミュニケーションが取れていれば、結果的に上司から評価を得ることができます。報告・連絡・相談(報連相)は仕事のイロハのイにあたりますが、信頼関係を獲得するには最も重要なことです。

2、3の仕事を常に心掛け、毎年必ず実績を出し、高い評価が蓄積されれば、部下を持つことになります。そこからはアウトプットの時代です。現場での経験から、今までに獲得した知恵は組織にとっての財産です。どんどん出し惜しみなく、発信していくという行動習慣こそが35才以降に行うべきです。

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