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サイバーエージェント社長の光速キャリア(4ページ目)

24歳で起業し、26歳で上場。そして30歳で女優奥菜恵さんと結婚したサイバーエージェント藤田社長は、私が知る限り最も羨ましく、充実した20代を過ごした人物。その“光速キャリア”を学ぶ。

執筆者:角田 正隆

同志ライブドア堀江社長

サイバーエージェント代表取締役社長 藤田 晋氏
「意識的に志が高い人と付き合った」GMO熊谷社長とも交流が深いとのこと。著書『渋谷ではたらく社長の告白』特設ブログに堀江氏との出会いのエピソードを紹介。
先ほどの危機を「起業家仲間」の助けを借りて乗り切った藤田氏は、どうやってそうした仲間を作ってきたのか聞いた。

「意識的に志の高い人と付き合おうと心がけてきました。結果的に今親しい人といえば、宇野(康秀 USEN社長)さんや堀江(貴文 ライブドア社長)さん、楽天の三木谷(浩史社長)さんなどです。特に堀江さんと意気投合したのは『もっと上を目指そう!』という目線が合ったからです。周囲の志が高いから、自分も高い目標を目指そうとするし、モチベーションも下がらないのだと思います」

今、話題の経営者と言えば、ライブドアの堀江貴文社長(All About江幡社長との対談)である。先日の「憧れの経営者ランキング」でも2位にランクインしている。そんな堀江氏と藤田氏が、創業期からの同志であり、事業パートナーだったことは、あまり知られていない。

2人は年齢も近く(藤田氏73年生・堀江氏72年生)、どちらもインターネット業界で活躍している。2000年3月に藤田氏の経営する会社が上場すると、その1ヵ月後に堀江氏の会社が同じ東証マザーズに上場した。

余談だが、HP制作会社だったライブドア(当時オン・ザ・エッジ)が大きく飛躍したきっかけは、藤田氏が堀江氏に持ちかけた「クリック保証型インターネット広告事業」のシステム開発だった。もし藤田氏が堀江氏にこの提携を提案しなければ、現在のライブドアはなかったかもしれない―――。

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