ネットバブル崩壊
▲あの「村上ファンド」から“株主提案”を受けた。取材した日の本人ブログ。ややお疲れだったご様子。 |
株価急落によって、サイバーエージェントは格好の「買収ターゲット」になった。実際、数社が買収を持ちかけ、村上世彰氏(All About記事)率いる「村上ファンド」からは、多くの上場企業トップたちが震え上がる「株主提案」を受けた。
藤田氏はこの危機をひたすら耐え忍んだ。そして起業家仲間に助けられながら、なんとか乗り切る。その経験が上場企業の経営者に必要とされる、忍耐力や信念を持つ大切さを学ぶ契機になったという。
最近メディアを賑わす「企業買収」だが、藤田氏にとっては数年前に既に経験していることだ。先日話題にのぼった企業買収の「買収される側の経営者」を見て、藤田氏はどう感じたのかコメントをもらった。
「ニュースで見る『買収される側』の経営者が気の毒に感じます。経営は経験がすべてです。彼らはこうした“経験”が初めてで、どう対処すればいいのか分からなかったのでしょう。そういう意味では、僕は資本主義にだいぶ鍛えられましたよ」
“経験”から学んだ自信を感じさせるコメントだ。