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今年こそ自分を変えましょう! 上手に自分をコントロールして「勝ち組人材」になるテクニックを伝授します。語り手:市場価値測定研究所 藤田 聰 所長 プロフィール
Contents
1~5.前編を参照
6.自分ベンチマークテスト
7.新・3種の神器
8.「行動変容」を起こす手帳術
自分ベンチマークテスト
―――前回は、これから市場価値を高めようとする人が、現時点でクリアすべき条件について語っていただきました。それを踏まえ、2005年以降を「勝ち組人材」として生き残るには、何をすべきでしょうか?藤田:まずは自分の市場価値を、常に意識することが欠かせません。市場価値は、労働マーケットで決定される価値であり、社内価値ではなく社外価値を意味します。しかし人材は、1人ひとり異なる職種と業種にいるわけですから、単純に比較できません。
よくコンピューターの性能を評価するのに、「ベンチマークテスト」が実施されます。これは、異なるコンピューターに全く同じ処理をさせ、性能を比較します。
個人も同じように、同じモノサシの上で比較しなければ、客観的な市場価値を測定できないのです。
ビジネスパーソンの市場価値を、共通する尺度を使って測定するのが「市場価値測定テスト」です。こうしたツールを使い、定期的に自分の市場価値を把握し、軌道修正する努力を重ねましょう。
関連リンク
・市場価値測定テスト【正規版】[市場価値測定研究所]
・市場価値測定テスト【簡易版】[日本人財銀行]30歳で600点が目安
もう1つ、市場価値を測る方法として「他流試合」をお薦めします。
他流試合のススメ
「他流試合」と言っても簡単なことです。月に1回ぐらい定期的に、外部の研究会や異業種交流会に参加すればよいのです。異業種や異職種の人が集り、共通の話題を議論すれば、自分のレベルもおのずと分かるものです。そこで、自分が同世代のビジネスパーソンに負けているなどと、“気づき”を得ることによって、行動が変化するのです。