イーグルスのオーナーは39歳

話題の新球団
話題の新球団「楽天イーグルス」三木谷オーナーは30代だ
プロ野球がシーズン開幕に向けて動き始めた。連日のスポーツニュースは、キャンプやオープン戦の動向を伝えている。中でも新球団「楽天イーグルス」は何かと話題の中心になっている。オープン戦初戦、イーグルスは初陣となる対巨人戦で見事勝利を収め、順調なスタートを切った。

イーグルスのオーナー三木谷氏はまだ39歳だ。88年に一橋大学を卒業し、日本興業銀行に入行。93年にハーバード大学のMBA(経営学修士)を取得し、帰国後は同行でM&A(企業の合併・買収)業務の担当を務め、95年に独立した。97年に楽天市場を設立し、その3年後には会社を上場させた。

非の打ち所のないキャリアを歩んだ三木谷氏だが、実は中学生時代と新入社員時代に、挫折や不遇を経験している点は、あまり知られていない。むしろ三木谷氏は、それをバネに今のキャリアを築いたのだ。氏のキャリアから、逆境を乗り越え、プラスに転化させる方法を読み取りたい。

不本意な部署に配属

三木谷氏にも不遇の時代はあった
三木谷氏が日本興業銀行に入行した88年は、日本は未曾有の好景気に湧き、銀行の中でも国際金融部門や、株や為替のディーリング(売買)部門が花形とされていた時期だった。新卒者として入行した者の多くは、そうした部門を希望した。

ところが三木谷氏は、地味で面白味のない外国送金課という事務部門に配属されてしまう。同期の仲間には花形部門に配属された者もいるというのにだ。

外国送金課は、中年の女性が淡々と定型的な事務をこなすような部署。国際的なバンカーを目指して入行した三木谷氏にとって、その事務的な仕事は希望に沿うものではなかっただろう。

しかし、三木谷氏は腐らなかった。むしろ、積極的に業務改善に取り組み、「いつか外国企業と取引したい」という思いを抱き続け、朝7時に会社に出社し、早朝から苦手だった英語の勉強に励む。

>3年の努力が人生を変える