キャリアプラン/キャリアアップの方法

3人の「頼れる人」で苦手意識を変える!

人付き合いで悩んでいるあなた!職場などで「頼れる人」がいると、より楽しく仕事をすることができます。今回はその作り方や心構えについてお教えします。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド

人付き合いで悩んでいるあなた!職場などで「頼れる人」がいると、より楽しく仕事をすることができます。今回はその作り方や日頃の心構えについてお教えします。

1.そもそも苦手な人って、どんな人?

人付き合いで悩んでいる方、相手の嫌なところだけを見てはいませんか?
組織にいる以上、誰でも一人二人は苦手な人っていますよね。まず、身の周りの苦手な人はどんな人か考えてみましょう。僕の場合は年配で気難しかったり、細かすぎる方は苦手のようです。逆に、そのような方から見れば、僕のような楽天家で大雑把なタイプは苦手に映ることでしょう。

つまり、苦手な人は自分と異質タイプなのです。すぐ打ち解ける人って、実は同じような思考や行動パターンの持ち主です。苦手かどうかは、能力面よりも性格面での判断であることがわかるでしょう。

そのような視点から、人と付き合う上で、自分の性格と相手の性格を把握することが必要です。性格を可視化する方法があり、心理学で有名な性格測定手法であるエゴグラムをお薦めします。5分もあれば質問票に回答できます。一度、試してみて、客観的に自分を把握し、さらに、職場の人にもやってもらうと相互理解ができて有効でしょう。僕も企業内研修の場でも、エゴグラムを利用することがあります。

苦手な人は自分にとって嫌なところだけを見て、その人を判断しているのです。苦手な人でも、実はいいところがたくさんあることに気がつくことでしょう。苦手意識を克服するには、自分の見方を変えることです。どうしても嫌なところに眼が行きがちですが、良いところを発見しようというスタンスこそが重要です。

僕もサラリーマン時代、嫌だと感じる上司や先輩がたくさんいました。でも、仕事は組織で動くもの。結局は今のメンバーでチームワーク良く進めなければ成果は期待できません。他のメンバーの良いところを見つけ、信頼関係の構築が職場の中では重要です。

そのため、チームメンバーの中に頼れる人が一人でもいると他のメンバーとも信頼関係を深めやすくなります。

では、頼れる人を作る方法を考えてみましょう。

2.頼れる人の作り方

信頼関係って、何から作られるかを考えてみて下さい。信用信頼は違います。信用は1回でも勝ち取ることができますが、信頼は積み重ねた結果得られるものです。「あの人を信用してしまったばかりに騙された」、「あの人は信頼できる」と言う表現をしますが、行動の蓄積度の違いと言えましょう。

では、職場で頼れる人はどうすれば作れるのでしょうか?実は自分が信頼されることが前提なのです。頼る人と頼れる人は表裏の関係なので、信頼関係がない限り、成立しないものです。

では、何をすればいいか?答えは簡単です。コツコツとその人にとって役に立つことをすることです。そのようなことを積み重ねることができれば、重宝がられ、信頼関係が構築できます。

次のページでは、役立つ人になる方法について考えていきたいと思います。
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