指定席を作って、アイロンを「家族家事」に
最近は形状記憶のシャツなども増えたので、アイロンはほとんど使わないという家も多くなってきました。ただ、制服のシャツや、クロゼットから出した服にしわがあったときなどに、ちょっとアイロンを使いたい、でがけにYシャツの襟だけぴしっとさせたい……といった需要はあるはずです。「ちょっと」使いたいその時に、アイロンとアイロン台を収納から出してセッティングして……と考えると、面倒。結局「やらなくてもいいか」となってしまう人もいるのでは。
わが家の衣類管理ステーション。スタンド式アイロン台のスペースだけ確保できれば、収納は壁に簡単に作れます
ポイントは「衣類に関する道具はここにすべてそろっている」こと。出勤や登校の前に、衣類のSOSは自分で解決できる場所として、以下の機能を持たせています。
- アイロンがけに必要なものが1カ所にまとまっている
- 糸くずや埃取りの道具がすぐ手に取れる
- 染み抜きや消臭の道具がそろっている
- ボタン付けなどの簡単な裁縫道具がそろっている
- アイロン済み、アイロン待ちの服がちょっと掛けできる
ひっかける、収納する、確かめるの3つの機能を壁につける家具で実現
隣には「壁につけられる家具・箱」をセッティング。ここには染み抜きや裁縫道具などがまとめて収納されています。半透明で中が透けてみえるボックスを使うことで、一目で中に何があるかがわかるようにしているので、家族にもわかりやすいのがポイントです。
長押のような機能があれば、霧吹きやスプレーのりは簡単にひっかけられます。ブラシやコロコロクリーナーもここにまとめて
棚にしまい込んでしまうより、一目で何があるかが家族に見えるのも、大切なポイントです。長押は、そんな用途にぴったり。
ガイド宅では箱をつけて収納量を増やしていますが、「壁につける家具・棚」でも裁縫道具などは置くことができます。上手にアレンジしてみて。