クッキーダイエットとは?
クッキーダイエットの効果・方法・レシピ
また、食事メニューを考える必要がなく、クッキーに置き換えるだけという手軽さも人気の秘密。
今回は「クッキーダイエット」を活用しながら痩せる理由と実践方法を解説。また、ダイエットコスト削減のためのオリジナル手作りダイエット用クッキーのレシピもご紹介します。
「クッキーダイエット」で痩せる理由
クッキーダイエットならストレスなく痩せる!?
痩せる理由1 糖分が補給できるのでストレスなし
ダイエットで極端な食事制限をしたり、甘いものを一切止めてしまうとストレスがたまり、かえって食欲増加→リバウンドを引き起こしてしまうもの。しかし、ほのかに甘いダイエット用クッキーなら、低カロリーなうえ食物繊維が豊富なので腹持ちもよく、空腹によるストレスが軽減されます。
痩せる理由2 栄養バランスが良く、お腹もスッキリ
ダイエット時に不足しがちなミネラルや食物繊維が豊富なのもダイエット用クッキーの魅力。栄養バランスが崩れないので、満足感を得られダイエットを長く続けることができます。また、豊富な食物繊維が腸内環境を整え、老廃物排出を促進させる効果も期待できます。
痩せる理由3 手軽に食べられるので続けやすい
食事代わりに手軽に食べられるのがダイエット用クッキーの特徴。食事回数を減らすとドカ食いする傾向にありますが、これは血糖値の急上昇を招くことに。すると体から大量のインスリンが分泌され、分解しきれない糖分は脂肪に変えて体内に貯蔵されてしまいます。その点、クッキーなら忙しい時でも野菜ジュースなどと一緒に摂れば十分な食事代わりとなりますし、また、携帯にも便利なので、食事をする時間がない時でも会社などでつまむのにも◎です。
痩せる理由4 咀嚼回数が増え、満腹感が得られる
バターたっぷりで口の中に入れると溶けるような一般のクッキーとは違い、ダイエット用クッキーは結構固いので、「噛む」ことが必要になります。これが唾液を分泌させて消化を助けたり、インスリンの急上昇を防ぎます。また、噛むことで満腹中枢を刺激し、早食い&食べ過ぎを抑えることで、ダイエット成功につながります。
痩せる理由5 手作りなら素材を選べる&低コスト
腕に自信があるなら、オリジナルの手作りダイエット用クッキーを作るのもオススメ。ダイエット効果のある素材(ココア、おから、黒豆など)を入れたり、砂糖代わりに黒砂糖やサツマイモを活用すれば、カロリーをより抑えられます。
「クッキーダイエット」の実践方法
■ダイエット効果を早く出したい場合
どうしても重くなりがちな夕食をダイエット用クッキーに置き換えるのがベストですが、最初は、朝か昼に置き換えても1日の総カロリーが抑えられるので効果はあります。
■ゆるやかにダイエットしたい場合
空腹に耐えられない時、例えば昼食と夕食の間、または、夜食として食べるという方法でもダイエット効果は期待できます。同じお菓子でもカロリーが断然低いですし、昼食と夕食の間におやつとして食べれば満足感が持続するので、自然と夕食の量が減らせます。どちらの場合も3枚程度を食べましょう。
■ダイエット効果を高めるコツ
・クッキーと一緒に水やお茶を摂ると、より満腹感が増し食欲をセーブできます。糖分入りの飲み物ではダイエットにならないので注意!(*朝食として食べる場合は、野菜ジュースや豆乳でも◎)
・よく噛んで食べることで満腹中枢が刺激されドカ食いを防げるので、ゆっくり味わいながら食べることも大切です。
オリジナルダイエット用クッキーの作り方
オリジナルクッキーで痩せ効果アップ!
市販のダイエット用クッキーは、一食分でだいたい600円~700円が相場のようですが、クッキーをダイエットのために買い続けるとなるとけっこうな出費に……。そこで以下では、自分で作れるオリジナルダイエット用クッキーの作り方をご紹介。
「老廃物排出」「脂肪燃焼」「女性ホルモンを味方にする」という効果別に3種類ご提案したいと思います。
■老廃物排出に効果! 「おからクッキー」
おからに含まれる豊富な食物繊維は食べ物のカサを増やして満足感を生むだけでなく、腸内の老廃物をお掃除してくれることにも役立ちます。結果、お通じがスムーズになりダイエット効果が高まります。
また、食物繊維には糖分の吸収を遅らせる働きもあるため、血糖値の上昇を緩和。インスリンの分泌も緩やかになり、脂肪の増加が抑えられるというわけです。
(材料)
おから50g
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1
バター30g
黒糖 20g
卵1/2個
(作り方)
1 ボールにバターを入れて泡立て器で泡立て、黒糖を3回ぐらいに分けて入れる
2 溶きほぐした卵を2~3回に分けて加え混ぜ、おからを加えてさらに混ぜる
3 ふるい合わせた薄力粉とベーキングパウダーを混ぜたらラップに包み、冷蔵庫で30分冷やしてから、直径3cmほどのめんぼう状に形をつくって7mm幅にカット。170度のオーブンで15分焼く
☆黒糖の代わりにサツマイモやカボチャを入れれば、よりヘルシーに! サツマイモやカボチャを茹でるor蒸かしたものをすりつぶし、おからと同量加えましょう。
■脂肪燃焼に効果! 「ココアクッキー」
カカオの苦味(ポリフェノール)には、体内にため込まれやすい過酸化脂質という余分な脂肪をつくらないようにする作用があります。また、カカオに含まれるカフェインには脂肪分解酵素であるリパーゼを活性化する働きもあるため、体内の脂肪を燃えやすくするといわれています。
さらに、カカオは食物繊維も豊富なので、便秘改善効果にも期待。その他、ココアの香りは甘いものを食べたい欲求を満たしてくれるので、ダイエットで生じるストレスを緩和させ、体に負担をかけずに自然と食欲をセーブできる働きがあります。
(材料)
薄力粉100g
ベーキングパウダー 小さじ1
食用油 大さじ3
無糖のココア粉末20g
豆乳 2/3カップ
黒糖20g
塩 小さじ1/4
(作り方)
1 ココアに油を加えて泡立てる
2 黒糖、豆乳、塩の順に入れ、混ぜ合わせる
3 薄力粉とベーキングパウダーをふるいあわせたものを2に加え、ゴムベラで混ぜあわせる
4 スプーンで適当な大きさに並べ、180度のオーブンで20~25分焼く
■女性ホルモンを味方に! 「黒豆クッキー」
黒豆のイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持っています。生理の乱れや、産後太りなどによる肥満はホルモンバランスの乱れによるものなので、イソフラボンを摂ることはダイエットにも◎。
また、血液をサラサラにする有効成分が含まれていて、高血圧や高血糖値の予防にも役立ちます。さらに、黒豆には腹持ちをよくする効果もありますよ。
(材料)
薄力粉 100g
黒豆きな粉 20g
ベーキングパウダー 小さじ1
バター 50g
黒糖 30g
卵 1個
黒豆(水煮) 1/2カップ
(作り方)
1 薄力粉とベーキングパウダー、黒豆きな粉をふるい合わせる
2 バターをやわらかくなるまで泡立て、溶いた卵に黒糖を合わせたものを2~3回にわけて加える
3 1と2に黒豆を加え、混ぜる
4 直径3cmほどのめんぼう状に形をつくって7mm幅にカットして170度のオーブンで15分焼く
食べるのを極端に我慢し、空腹に耐えるような心配が要らないのが「クッキーダイエット」の魅力だと思います。
「普段から間食として甘いものを食べる癖がある」「夜食を食べがち」という方にも、「クッキーダイエット」はオススメの方法ですよ!
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