照明・LED/照明器具・間接照明の基礎知識

白熱電球が使えなくなる!?(3ページ目)

東芝ライテック社が、一般白熱電球を2010年を目処に生産中止することを発表しました。先進国を中心に世界でも白熱電球を廃止する動きがみられます。今後私たちの生活はどう変わるのでしょうか?

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

電球型ハロゲンランプとは!?


写真7.電球型ハロゲンランプこの電球型蛍光灯のデメリットを補うのが、ハロピンランプを内蔵した電球型ハロゲンランプということになるでしょうか。ハロピンランプは数年前から輸入器具のブラケットなどで使用されていますが、最近では国産のダウンライトでも使用されるようになってきました。

ハロピンランプはG9というピン式のソケットなので、指定の器具でしか使用できませんが、電球型のソケットとバルブを被せることによって、従来の白熱電球用器具で使用できるようになるようです。(写真7)ただハロピンランプ自体が日本では、定価で1000円以上するので、電球型に加工する分どのぐらいの価格で入手できるかは未定ではありますが、白熱電球の安価さに比べればかなり高価なランプになってしまう可能性があります。

写真8.ハロゲンランプ(右)とLED(左)を比較する展示
写真8はハロゲンランプの35WとLEDで照明した場合を比較しています。2年前に訪れた時にはLEDは参考器具ととして出品はされていましたが、今や主流の光源となっているのが実感できました。

写真8も光色の差による見え方の違いはありますが、明るさ的な損傷はほとんどなく、演色性もより改善され、価格も安くなるとハロゲンランプもLEDに置き換わってしまうかもしれません。

蛍光ランプは発光システムとして微量ではありますが、水銀が含まれているので、使用後の取扱いには十分な注意が必要です。オフィスなどで使用される直管型の蛍光ランプはリサイクルが進んでいますが、住宅などで使用される電球型蛍光ランプは、不燃ごみで出される場合が多いようです。消費者に高いランプを買わせるだけでなく、使用後の安全性などについても国や自治体の早急な対策が望まれます。

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