LEDの色温度とは

私たちが照明を考えるとき、まず明るさと照明器具のデザインに、強い関心を持つと思います。明るさの単位はルクス、と言って今では一般的にも知られています。

しかし、明るさより場合によっては光源の色温度が重要になることがあります。色温度については以前の記事でもご説明しましたが、今回はLED電球も含め、もう少し詳しくご紹介したいと思います。

色温度とは一般照明用ランプ自体の光の色です。一般照明用ランプは白色光を放ちますが同じ白色光でも温かな光から冷たい光まであり、明るさと関係してお部屋の雰囲気に影響します。私たちは蛍光灯で、その様な光の違いを体験していると思います。色温度はK(ケルビン)という単位を使います。ケルビン値が低いほど、光に温かみが増しますが、同じ数値の色温度でも見比べると、微妙に光の色味が異なって見えることもあります。

例えば、3000Kでもややピンク色っぽいものもあれば、黄緑がかったものもあります。この差は、図1のように同じ色温度でもスペクトル分布が違うことに起因します。

図1は分光分布図と言って波長の短いところが紫の光、波長の長いことろが赤い光です。紫から赤の間(360~830nm)に、大別すると青、青緑、緑、黄、オレンジがあり、青紫と赤を含めると7色になり、俗に虹色と言われます。このような光は人の目で見えるので可視光線と称します。

白熱電球の分光分布図は青紫から赤まで滑らかな変化です。このようなカーブに近いものは自然光に存在します。一方LEDは、電球色と言っても青緑と赤色系に多くの光があって2つのこぶを持ったカーブになっています。この分布図の違いが、同じ電球色でも同時に見比べると違って見える原因になります。
 
スペクトル分布図

図1.スペクトル分布図

 

LED電球と他電球の色温度の違い

写真1.光源による電球色の違いを比較
図2は自然光と人工光の色温度を表したもので、LED電球も出ています。LED電球はメーカによって色温度や演色性が若干異なるため、家の光源をLEDに変える場合、できるだけメーカを統一したほうが良いでしょう。

電球と電球型蛍光灯、LED電球の色温度を測定してみました。たまたま測定したものは電球で2800K、電球型蛍光ランプの電球色が3100K、LED電球の電球色がメーカーによって2900~2950Kでした。同じ電球色でも蛍光灯よりLED電球のほうが電球に近い温かさがあることがわかりました。

市販されているLEDは今のところライン型LEDを含むとおよそ2000~10000Kまでの幅があり、蛍光灯よりさらにきめ細やかな光色の選択が可能になっています。

写真1は蛍光灯(衝立の裏側)とライン型LED(棚上の間接照明)、そして行燈風の器具内に白熱電球が使われています。全て電球色なのですが、一灯一灯のケルビンの違いが比較して見えるため、少し違和感がありました。このように微妙な光色の違いを、うまく空間に取り入れることは結構難しい作業かもしれません。
 
図2.色温度グラフ


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