照明を決めるとき、リビングや寝室、洗面室など、部屋ごとに「あかり」を考える人は多いのではないでしょうか。確かに、部屋ごとに適切なあかりは違うのですが、明るさやデザインなど、それぞれの部屋ごとに適切な照明器具を選んだつもりでも、実際には不満や悩みを抱えている人もいるようです。では、どうしたらいいのか、わかりやすく説明していきましょう。

リビングや寝室など、部屋ごとにちがう「あかり」の悩み

あなたは、自分の家のあかりに満足していますか? 

新築やリフォームのほか、新しい家に引っ越した時などに、新たに照明器具を選んだり、交換する人が多いと思いますが、実は、あかりについて不満をもっていたり、困っているという人が多いようなのです。
LED照明のリビングダイニング

LED照明には、光の波長をコントロールし、太陽光のような表現力をもつあかりもあります。素材本来の質感や透明感を再現するので、いつもの料理も一段とおいしく見えそう。


例えば、リビングでは「白い光だとくつろげない。かといって、温かみのあるあかりだと子どもが勉強しない」という声を聞きます。また、キッチンでは「食材の色や鮮度を判断しにくい」、ダイニングでは「料理がおいしそうに見えない」といった不満も。

寝室では、「掃除をしたり片付け物をするときにはよくても、就寝前には明る過ぎてゆったりできない」とか、洗面室では「白っぽい光だと肌がきれいに見えない」、トイレでは「消し忘れが気になる」といった問題が挙がってきます。

浴室でも、「ときにはゆっくりとくつろげる明るさに変えられるといいのだけれど」というような悩みもあるようです。また、その逆で、「オレンジ色の光だと、年齢を重ねるにつれてどうも暗く感じる」「天気の悪い昼間だとすっきりしない」という声もあるようです。

部屋ごとに悩みの内容は少しずつ違いますが、これらの声を聞いて、「わが家でも同じ」とか、「私も似たようなことを感じていた」という方も多いのではないでしょうか。

同じ部屋でも家事や子育てなど、用途で変わる「あかり」

これらのあかりについての悩みや不満は、なぜ生じるのでしょうか。

原因は、部屋とか空間という単純なくくりだけで、あかりを選んだからです。同じ部屋でも、そこで行われる生活行為は様々です。当然、適切なあかりも用途によって違ってくるのですが、リビングとか寝室といった空間だけにとらわれず、その空間でどんなことをするのか、用途や生活シーンに合わせてあかりを変えていかないと、先に紹介した不満を解決することができず、満足のいくあかりにはならないのです。

具体例を挙げて、もう少し詳しく説明しましょう。

リビングでは、テレビを見たり、おしゃべりをしたり、お酒や食事を楽しんだりしますが、読書をしたり、お子さんが勉強をしたりということもありますね。それぞれの異なるシーンにおいて全て同じあかりでは、くつろげない、あたたかさや温もりが感じられないとか、明るさが足りなくて文字が読みにくいなど、不都合が生じるケースがあるはずです。

同じようなことは、ダイニングでも起きると思います。家族で食事をするのはもちろんのこと、ダイニングテーブルでちょっとした調べものをしたり、学校関係の書類を見るということはありませんか? お子さんが宿題をするのをお母さんが見守ったりということもありそうですね。

子ども部屋では、どうでしょうか。子どもの個室ですから、寝室として利用するのはもちろんですが、同時に、同じ部屋で勉強したり、遊んだりもしますね。
子ども部屋のあかり

写真左のような白っぽい光のもとでは、あたたかさやくつろぎはあまり感じないですよね? あかりの色を変えられれば、この問題は解決できますね。


このように、私たちは同じ部屋でさまざまなことをしています。同じ空間にいても、その場所でこなす用途はいくつもあるのです。にもかかわらず、同じ明るさ、同じ色の光のあかりでは、一つの用途に合わせてちょうどよいあかりにすることはできても、ほかのシーンでは不便を我慢しながら過ごさなければならないということが多いのです。

前述の悩みが示すように、いろいろな用途を考えてあかりを選ばないと、さまざまな生活シーンに対応させることは難しいのです。

では、どうすればいいのでしょうか。実はこういった問題を解決できるあかりがあります。次ページでご紹介しましょう。>>