中古の戸建住宅は順調に売れています。新耐震基準の適合している中古住宅が税制特例を受けられるように法律改正がなされたことも、家を売る人には追い風になります。これからの日本では、古い家の価値もそれなりに認められ、家を長く使おうという文化を育まれていくでしょう。

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中古戸建住宅の市場の特徴は、中古マンションにくらべて、売り物件の数がかなり少ないことです。(首都圏では中古戸建の成約は中古マンションの件数の半分くらい)売りに出る物件が少ないことと、良い物件ほど早く売れるということで、一般の人には中古戸建の市場は少し特殊に映るかもしれません。

売れる中古戸建は「すぐに」売れてしまう


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初めてのオープンハウス(売り出し)で買い手に出会い、素早く自宅を売りぬいてしまう人もいます。
住宅の販売は、通常は3ヶ月くらいの期間はかかるものと考えられます。3ヶ月間というのが、自宅売却の平均的な所要期間です。

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しかし、首都圏の中古戸建住宅の場合には、売り物件の数が少ないので希少価値があることから、比較的早く買い手がつきます。ましてや、地域限定で辛抱強く何年間も土地や戸建が売りに出るのを待っていた買い手であれば、決断も早いものです。

ある大手不動産仲介業者に勤めるトップ営業マンのMさんの話では・・・
「売却価格の査定をシビアにすることと、販売開始前に見込み客のスクリーニングを行なうことで、最初の現地売出しで購入客を見つけるケースが半分以上」とのコメントをもらいました。
※スクリーニング~ふるいにかけて条件に合う人を見つけ出すこと。ここでは、購入の希望条件が当該物件に近い人を探してリストアップすることを意味する。

仲介営業マンのもくろみ通りにいけば、売れる物件は、人目に一瞬だけ触れて、そしてあっという間に売れていくというわけです。ですから、素早く自宅を売りぬいて、引っ越してしまう買い替え上手な人のことは、人の記憶にあまり残らずに消えていきます。

いっぽうで、売れない物件ほど、人目にさらされ時間がかかるという傾向もあります。人は時間のかかっているものを強く記憶します。すなわち、自宅の売却に苦労しているケースの方が目立つものですから、一般の人は家を売るのは大変なことだと決め付けてしまいがちです。

折り込みチラシに何回も広告掲載される、あちこちの不動産屋さんのウインドウにも張ってある、オープンハウスを何回も繰り返しているような物件が「家を売るのは苦労だ」という印象を人に強く与えます。しかし、家が売れにくいワケは、偶然でもないし、運が悪いのでもありません。そこには、きっと売れないワケがあります。

たとえば、販売価格が売主の希望(ときにはうぬぼれ?)から高過ぎたり、あるいは、物件の外見がきれいにされていないとか、売り主が忙しくて案内や下見のアポイントもなかなか取りづらいような物件は、どうしても売れるまでに時間がかかります。

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さっさと買い替えを終えていく勝ち組の人と、時間をかけて無駄骨を折る人とでは、明らかにその売り方がハッキリと違います。この記事を読んでこれから家を売る人は、そんな負け組の人の売り方をしないでください。適切な売り方をすれば、中古の家も早く処分できます。勝ち組の売り方を知って、それを実行すればよいのです。

自宅の売却で勝ち組にはいる、「成功の秘訣」は次のページで!