アスベストの使用が確認されたら!
中古マンションの品質を見きわめる条件にアスベスト使用の有無が加わったことを認識する必要がある |
○非飛散性アスベスト対策
アスベストの存在が確認されても、床タイルや天井板などに囲い込まれていて、外部に飛散しない状態であれば、問題はありません。
○飛散性アスベスト対策
これこそアスベスト対策の最後の出口です。飛散の恐れのある場合には、除去、封じ込め、囲い込みなどの対処工事が必要となります。こうした費用がいくらかかるのか?それをどう調達し、いつまでに改修できるのかが、この問題の最後の結論となります。
これは管理組合の問題です
あるマンションでアスベストの使用が確認されて、改修までの費用を見積もった管理組合があります。このマンションの除去費用は4,000万円!修繕積立金でまかなえる範囲を超えているので、行政に相談に行きました。
東京都の中の10の区では、アスベストの調査費用や除去費用を助成してくれる区が10もあるそうです。たとえば、葛飾区では調査費用として30万円まで、除去費用として100万円まで助成してくれます。あなたが住んでいる自治体にも聞いてみる価値はあります。
あなたが持っているマンションという資産を高く売るためには、アスベスト問題のチェックが必要です。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
【売れる中古マンション実戦講座 バックナンバー】
<11> 古いマンションの良い所、悪い所
<10> 新築マンション価格はどうなる?
<9> マンションを再生する仕事師たち
<8> 管理が価格にあたえるインパクト
<7> 周辺マンション価格情報サービス
<6> 家は古くなるといくら安くなる?
<5> 家の売り方、買い方に異変が!?
<4> 向きで差がつくマンション価格
<3> 駅に近いといくら高く売れる?
<2> 中古マンション値づけ法
<1> マンションの成約率はなんと1割!