メンテナンスも自分負担。実は心理的負担も大
賃貸オーナー業務は多岐にわたっており、実はとても大変 |
先日、個人的にお話を伺った方で、転勤で行った九州にマンションを購入し、東京に戻ってくる際に物件を賃貸にだしたという方がいらっしゃいました。台風が来るたびに、マンションに何か不具合が発生するのでは?と怯えて暮らし、ほどなくストレスでマンションを処分してしまったそうです。
もちろん、入居者や物件次第では何も起こらない可能性もあります。しかし多くの物件を見てきましたが、退去時の原状回復の清算も含め、トラブルになるケースが多かったように思います。これらを回避するには、ある程度コストをかけて専門業者に委託するしかありません。
収入に見合ってる?まずはきちんと皮算用
いままで書いてきたように、「売る」ことに比べ「貸す」にはさまざまなものが付随してきます。収入を得ていることになるので別途確定申告も必要になります。マンションであれば管理組合への届出なども必要になります。先のコストや心理的負担、それら手続きの手間や労力に比べ、賃貸収入は見合ったものになっているでしょうか?賃貸に出すなら、まずはその見極めが必要といえるでしょう。