マンション管理

買い替えから買い増しという選択へ(2ページ目)

都心に2軒目、3軒目の家を持つ人が増えており、都心のハイグレードマンション購入者には2軒目が多いという話もあります。今回は、買い替えという選択肢だけではなく、買い増しという選択肢について解説します。

千葉 由里

執筆者:千葉 由里

マンションの買い替え・売却ガイド

住宅ローンは組めない?!

住宅ローンはあくまで自宅用なので注意したい
以前、手持ち物件を賃貸に出す際の注意事項として書いたように、住宅ローンはあくまで自分が住む目的で借りるローンです。そのため、すでに現在所有の住宅で住宅ローンを組んで、まだ返済終了していない場合は、2軒目では住宅ローンを組めません。その場合は2軒目はセカンドハウス扱いとなるため、キャッシュで支払うか、金利は住宅ローンより高くならざるを得ない、民間のセカンドハウスローンや不動産担保ローンを利用するかしかありません。

【関連記事】大きく借りられるローン「不動産担保ローン」は安心?

税金の軽減がなされない?!

自宅を購入した場合は、一定の条件を満たせば、購入時や住み始めてからの税金が大幅に軽くなる軽減措置や特例などを受けられます。自宅ではない場合、これらの軽減も原則として受けられないケースが多いもの。

ただし、「毎月1日以上は住むこと」「専有面積50平米以上(内法)」などの条件が満たされれば、セカンドハウスと認められ、不動産取得税と固定資産税が軽減される場合もあります。


いかがでしたでしょうか?

新たな立地や環境を求めて最近増えている、都心に2軒目。2軒目を買うなんて、どれだけお金持ちなんだろう、と調べてみると、実はもっとも多いのが40代の購入者でかつ年収は1,000万円~1,500万円。

東京で郊外と都心に家をもつというようなことが、今ではさほど特別なことではなくなってきているといえそうです。
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