月刊『住宅情報都心に住む』(リクルート社刊)では、「都心に2件目」という特集が読者からの反響も多く、非常に好評だった、という話を耳にしました。

都心に2軒目、3軒目の家を持つ人が増えており、都心のハイグレードマンション購入者には2軒目が多いという話もあります。

増えている理由としては、都心部の地価上昇で資産としての価値がクローズアップされてきたことと、団塊世代を中心に、都心の2軒目で暮らしを楽しむ、という動きが広まっているのが背景に挙げられそうです。ちなみに、実際に都心に2軒目を購入している人のうち50代・60代の方が全体の約32%に及びます。※リクルート調べ「新築マンション購入者調査」(2002-2006年) 

今回は、買い替えという選択肢だけではなく、買い増しという選択肢について、目的にあった2軒目の選び方などについて考えてみたいと思います。

そもそもなぜ2軒目なのか?

都心ハイグレードマンションの購入者は実は2軒目が多い
先ほどの「新築マンション購入者調査」によると、2軒目を買う目的は下記のような状況のようです。

1位:自分や同居家族のための居住用 58.4%
2位:他人への賃貸や投資用 24.1%
3位:別荘やセカンドハウス用 11.0%
4位:同居以外の家族、親族のための居住用 6.2%
5位:無回答 0.3%

 

2軒目はほぼ自分や家族のために購入

 




このデータに関しては、もちろん1軒目を所有したまま、2軒目を購入した人に関するデータなので、一般的には「投資用では?」というイメージを抱きますが、この調査のデータを見てみると、実際には投資用・賃貸目的は全体のわずか24.1%。多くの人が、実際に使用する目的で購入していることがわかります。

とはいえ、重視するのは資産価値


購入のきっかけとなった思い立ち理由は下記の通り。

1位:資産を持ちたい、資産として有利だと思った 46.1%
2位:住宅価格が安くなり買い時だと思った 33.0%
3位:金利が低く買い時だと思った 29.0%
4位:もっと通勤に便利なところに住みたかった 22.3%
5位:子どもや家族のため、家を持ちたいと思った 17.4%

 


思い立ちは資産としての価値

 



上記の理由と、先ほどの目的を合わせて考えると、投資目的ではないにせよ、投資的な側面を兼ね備えた購入であることが透けて見えます。

自分や家族で使用するという前提であってもイザとなったら売れる・貸せるということが、多くの場合、買い増しの際の前提条件となっているようです。

では2軒目の買い増しで注意しなければいけないことって? 次ページで解説します。