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「人気インテリア×戸建て」コラボが次々!(2ページ目)

最近のデザインブームを受けて、人気インテリアブランドとのコラボで付加価値販売する一戸建てが増えています。最近話題になったモデルハウス内部をご紹介しながら、インテリアコラボのトレンドを探ります。

河名 紀子

執筆者:河名 紀子

家づくりトレンド情報ガイド

時代の流れで必然となったインテリア・コラボ

「カッシーナ・イクスシー」は、イタリアの大御所的家具ブランド「カッシーナ社」の流れを汲みつつ、新感覚のモダンなインテリア商品の輸入・製造・販売を行う国内企業。若年層のシンプル・モダン人気を背景に“憧れのインテリアブランド”として圧倒的な支持を誇っています。
キッチン
このモデルハウスのために特注した「キッチンハウス」のスタイリッシュキッチン。写真左方向にはタイル張りのインナーテラスが続き、一戸建てならではの外部とのつながるを重視した開放的な空間に

それにしても「三井ホーム」と「カッシーナ・イクスシー」との取り合わせに驚く人も多いのではないでしょうか。

三井ホームといえば、ツーバイフォー住宅トップメーカーとして、日本の洋風輸入住宅を牽引してきたともいえるハウスメーカー。欧米の伝統様式を取り入れ、インテリアも輸入住宅にふさわしいクラシックでトラディッショナルなデザインを提案してきた同社が、今回、どちらかと対極ともいえる「シンプル・モダン」の代表的ブランドと組んだという事実に、「ウォーム」から「クール」へというインテリアの大きな変化がみてとれます。

あえて真逆のインテリアとコラボする理由

ダイニング
キッチンとリビングをつなぐ横長の形状を生かしたフォーマルなダイニング。向こう奥の半円窓と直線的な家具が不思議と融合する
今回のコラボレーションの狙いについて、三井ホームは「これまでの当社のインテリアとは異なる方向性とコラボすることで、一戸建てのモダンデザインの幅を広げ、新たな顧客ニーズを開拓できるのではないかと考えた」と同社広報。さまざまな素材の組み合わせやカラーコーディネートを駆使してきた三井ホームのインテリアが、あえて真逆のインテリアとコラボした背景にはこうした戦略があったのです。

三井ホームは、これに先駆けてスイス繊維産業の名門「フィスバ」(クリスチャン・フィッシュバッハのデザイン部門)とも壁クロスなどで提携しており、インテリアデザイン分野での異業種提携・強化を積極的に展開。早くから「クオリティ×デザイン(QUALITY ×DESIGN)」を掲げ、インテリアデザインにこだわってきた同社が、新進気鋭のインテリアブランドとコラボするのはある意味、自然な流れなのかもしれません。

他メーカーでも次々コラボ誕生

bjウェブ
セキスイハイム「bjスタイル・ウェブ」では、「IKEA」「Boコンセプト」などの家具アイテムをバーチャルにコーディネートでき、出来上がったプランをマイページとして登録することができる
こうしたハウスメーカーが特定のインテリアブランドとコラボレーションする背景には、若年層を中心としたインテリアへの強いこだわりがあるようです。

業界では2003年に東急ホームが大塚家具と業界初の提携を組んでいるほか、スウェーデンハウスも北欧モダンデザイン商品「ヒュース ロア」にて、北欧家具・雑貨ブランド「イルムス」と展示販売面で提携。セキスイハイムは団塊ジュニア・ジュニアネクスト世代向け商品「bj」「bj plus」の販売にあたり、「IKEA」「Boコンセプト」「KEYUCA」とコンテンツ提供面でタイアップし、サイト上で自由に家具や家電をコーディネートできる「bjスタイル・ウェブ」を提供しています。

では、カッシーナ・イクスシー社関係者が語る「一戸建てならでのインテリアの魅力」とは? 答えは次ページで!
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