ツーバイフォー(2×4)工法が日本の住宅シーンに本格的に登場したのは約35年前。それ以降、デザインや住まい方提案を含め、住宅づくりの進歩に強い影響を及ぼしてきました。そして、その中でも特に大きな役割を果たしてきたのが、トップブランドである三井ホームです。

【三井ホームの基本データ】

このほかにリフォーム事業やインテリア事業などを展開
  • 営業エリア 沖縄を除く全国(一部地域はFCによる展開)
  • 売上高 2099億円
  • 総販売戸数 5379戸(うち賃貸住宅など1117戸)※いずれも2009年度
三井ホームは三井不動産グループの企業で、ほぼ注文住宅事業を専門に展開しています。それはグループに分譲事業を行う会社が別にあるため。そこが他のハウスメーカーとの大きな違いの一つといえます。

より本物感のある洋風住宅の提案に強み

逆に言うと、それだけ注文住宅に力を入れているということ。ツーバイフォーというと洋風住宅のイメージがありますが、一言で「洋風」といっても様々なスタイルがあります。そのスタイル一つひとつについて、本格的な提案ができるのが何よりの強み。

三井ホームのモデルハウス。スタイルやコンセプトに合わせ素材を細かく吟味し提案した本格志向の洋風住宅だ。

三井ホームのモデルハウス。スタイルやコンセプトに合わせ素材を細かく吟味し提案した本格志向の洋風住宅だ

要するにイギリス風もあれば、フランス風もありますし、アメリカ風もあるわけです。アメリカ一つとっても、アーリーアメリカン調だとか、いくつかスタイルがあります。それらのスタイルごとに細かな意匠を追求し、さらに私たち日本人の暮らしや街なみに合わせて提案できるというわけです。

北米生まれのツーバイフォー工法が日本で建築できるようになったのは1974年(昭和49年)。それまで木造軸組工法を中心とした日本的な住まいづくりが行われてきた中で、ツーバイフォー工法の登場は住宅の世界に変革を促したことは間違いありません。

住宅業界のプレーヤーたちが、様々なライフスタイルに対応するよう、デザインやら提案力をより高いレベルで切磋琢磨するようになったわけです。そうした動きを促す一因となったのが、ツーバイフォー工法であり、そのトップ企業に成長した三井ホームだったのだと私は理解しています。

次のページでは、ツーバイフォー工法とその中でも三井ホームの住まいづくりの特徴を見ていきたいと思います。