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ズバリ解説!「良い住まい」の3条件(2ページ目)

皆さんの考える良い住まいの条件は何ですか。立地や間取り、価格、室内の仕上げなど、「良い住まいの条件」は人それぞれ。でもどの住まいにも共通する「良い住まい」の条件が3つあるのです。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

条件3:物理的な面で住まいの「機能」が満たされている

具体的には、

■地震の時に耐えて家族の命を守ってくれる構造
■カビやシックハウスがなく健康に過ごせる家
■四季を快適に過ごせる環境
■周囲に気兼ねなく暮らせる家
■加齢後も安心して住める工夫
■メンテナンスしやすく長く住める家

などがあげられます。

良い住まいの条件その1・その2は住まい手の皆さんの必要性に合わせて千差万別のニーズがあり、ご家族とよく相談して決めたり選んだり出来る部分です。決めたり、選んだり……ご自身、またはご家族のライフスタイルを見つめなおし、整理し、大変ではありますが、住まい選びの醍醐味の部分です。とても楽しく有意義に過ごせる時間となるでしょう。

ところが良い住まいの条件その3の住まいの機能については今までとてもわかりづらい部分だったのではないでしょうか。例えば地震に対する強度では訪れるモデルルームやモデルハウスごとに「この物件は地震は大丈夫ですよ」と説明を受けるでしょう。でも何がどう大丈夫なの?他の物件と比べた場合はどうなの……?と、戸惑ったことはありませんか。

比べる基準がないし内容も難しくて良くわからない。このような、わかりづらくて比較しづらかった「住まいの機能」面について、公平な目で、同じ基準で成績をつけたものが住宅性能表示制度です。この制度ができてからこの制度を利用した住宅間で住まいの性能の相互比較ができるようになりました。

A住宅とB住宅の比較
住宅性能表示制度を利用して建てられた住宅どうしでは住まいの機能面の比較検討が可能です。(出典:住宅性能評価機関等連絡協議会)


これからお住まいの購入を検討される方は、性能面でも納得できる賢い住まい選びをするためにぜひこの制度を上手に利用していきましょう。

【関連記事】
「安全なマンションを見極めるコツ」
「住宅を格付け!?住宅性能表示制度」(はじめてのマンション購入)
「あいまいだった性能に対する統一基準を設けた制度 家の「性能表示」」(長く暮らせる家づくり)
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