窓から聞こえてくる音の種類
窓を通して聞こえる音は、主に交通騒音やピアノの音などで、それも壁と同じで空気伝搬音の一種となります。サッシの遮音等級
サッシには遮音等級があり、T等級というもので表されています。
T-1~T-4までの等級があり、Tのあとの数字が大きい方が空気伝搬音遮断性能が大きいことを示しています。T-1等級だと25dB、T-2等級だと30dB、T-3等級だと35dB、T-4等級では40dBの遮音性能があります。T-4等級は二重窓のみ可能となります。
周辺の音の状況に合わせて遮音性の高いサッシが採用されていることが望ましく、もしそのような立地に建つのであれば、モデルルームやパンフレットなどで確認するようにしてください。
既存の窓に遮音性を持たせる方法
既存の窓の遮音性を高めたい場合、マンションでは既存サッシそのものは勝手にいじれないことになっています。そこで、現在あるサッシの内側にインナーサッシを取り付けて二重サッシにする方法をお勧めします。
この方法は遮音性が高まるだけでなく断熱性も高まり、満足感の得られるリフォームになるでしょう。
壁と窓の遮音性を高めるとともに
前回の床篇に引き続き、今回は壁と窓の遮音について述べてきました。音の問題は、その人の住まい方や感じ方にも左右され、だれもが被害者にも加害者にもなりうるデリケートな問題です。音が気になる方は、遮音性の高い住まいを選ぶとともに、ご近所の方と顔見知りになり、生活習慣などをお互いに理解しておくことも上手なトラブル回避のポイントとなるでしょう。
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