家にいる時こそストレスフリーな家族との関係を大事にしたい..
2000年~ 都市近郊に住むある家族の姿 | ||
家族で顔を合わせるのは朝と夜のわずかな時間。夫婦は共に働き、娘は学生、社会人とそれぞれに楽しみを見つけて忙しい。連絡事項は携帯電話かパソコンのメールでやりとり。それでも家では昼間の喧騒を忘れて自分の時間を過ごす。そこに帰ってくる家族と近況などおしゃべり。たまにある家での休日は手料理を家族で楽しむ。 |
2000年以降のキーワード :
“家族の絆” “愛” “スローライフ” “ロハス”
- キッチン中心の家づくり ・・・アイランドキッチンを取り入れる。 - 個室をつなぐプランではなく、間仕切りの少ない一室空間に近い間取り - リビングルームはテレビルームではなく、ファミリールームとする ・・・テレビやDVDは別の部屋で見る。 |
家族でさえ顔を合わすことが少なくなった現代の家族関係において、夫婦や親子で一緒に作業をする場の充実を図ったり、会話のしやすい距離感を作り出す工夫がみられます。パソコンや携帯電話の普及によって家族の関係は個別化を生む一方で逆に一緒に過ごす努力が生まれているのです。
空間づくりの力が今試されている
家づくりのやり方によって家族関係を良くすることができます。空間は人と人を繋ぐのです。参考リンク:
?間仕切りの無い住まい
?夫婦別寝室の家
?個室のつながりがある家
?暖炉を中心とした家
健康住宅はお金で買えない
「健康住宅」などのキャッチコピーを鵜呑みにしてはいけません。健康住宅という商品を買っただけで幸せになれればそんないい話はありません。健康とは何でしょう?ホルムアルデヒドの含まれていない材料でつくった家に住んだだけで健康になったと安心することはできませんね。私が考える健康とは、身体の健康と心の健康があり、住まいがこれらにどのように関わってくるか、そしてその手法を考えることが家づくりだと思います。考えなければ何も生みだすことができませんね。健康住宅が盛んに言われているのは、健康に有害な住宅が存在してしまっているからです。コピーに注意を促され、家づくりで自分たち家族のケースではどうすれば健康的な生活をおくることができるのかを話し合うことが大切です。そしてそれを建築空間で実現するための具体的な手法を建築の依頼先に求めましょう。
参考リンク:
◆浴室をリラクゼーションルームに
◆はじめての家づくり
◆家づくりの始めに役立つファイリング術