自己利用マンションを短期転売!?

都心のタワーマンションは軒並み上昇傾向に!?
都心のマンションは相変わらずの人気ぶりだ。品薄感も出始め、本格的に価格が上昇し始めたといわれているが、新築マンションを青田で購入し、完成間際に転売してキャピタルゲイン(売却益)を狙おうとする人も出始めたようだ。

バブル以降、久しく耳にしてなかった言葉、「キャピタルゲイン(売却益)」。

地価が上がり始めたとはいうものの、実際に転売で儲けるなんてことがありえるのだろうか? そこで、都心マンションの短期転売でキャピタルゲイン獲得の可能性を考えてみた。


インカムゲインとの違い

不動産投資家は戸別に分譲マンションを買おうとはあまりしないようだ
そもそも不動産を所有して収益を得ようとする場合には、「インカムゲイン(配当金。不動産では家賃収益)」と「キャピタルゲイン(売買による差額の収益)」の大きく2種類に分けられる。

「失われた10年」といわれたデフレ経済下において、不動産は「価値が下がるもの」の代表選手であり、まさしくデフレをリードしてきた存在とも言える。

持ち続けるほど損をする、そんな不動産でもなかには色んな諸事情で相場よりもかなり割安な価格で買えれば、高利回りな資産運用手段として魅力的な商品にもなった。

誰もがデフレ環境を嘆く中、ごく一握りの人たちはそんな掘り出し物を手に入れ、通常の金融商品ではありえない高利回りな運用をしていたようだ。最近、書店でよく目にする「不動産投資で成功した」といった類の著者(達人)たちがその典型。

これらの類書には、いくつか共通項がある。 

レバレッジ効果とリスクを低減させる手法とは

レバレッジを効かせて、いかに安く買い、いかに高く貸すか。どの達人たちも利回り基準などに多少の違いはあれど、基本の考え方はほとんど同じ。

そしてそれらの考えは、キャピタルゲイン(売却益)は一切狙っていない、という点でも一致している。

なぜ、彼らはキャピタルゲインを狙わないか。その理由は次ページ