2008年のマンションは、コンパクト化の傾向
マンション評価ナビが新築マンションの評価を開始したのは、2007年8月からです。マンションの市場は、ちょうどそのころから価格上昇が顕著となり、2008年に入ってからは、都心では坪単価500万円を超えるマンションが続々販売されました。半面売れ行きは鈍化し、少しでも売りやすくするための低価格化策として、設備のグレードをこれまでのものより落としたり、オプション対応にしたり、住戸面積をコンパクト化する傾向が目立ちました。その結果、2008年のマンションは、2007年と比べて、居住性の面ではあまり進化は見られませんでした。そうした中でベスト10にランキングされたマンションの傾向は、Brillia(ブリリア)ひばりが丘、パークハウス護国寺をのぞくと、総戸数200戸以上の大規模物件でした。大規模ならではのスケールメリットを生かし、共用施設、セキュリティ、コンシェルジュサービスなどの充実が図れたことにより、評価点が高くなったといえるでしょう。
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