パークコート赤坂 ザ タワー

パークコート赤坂 ザ タワー(完成予想図)
<完成予想図>STUDIOタイプからファミリータイプまで、高層階から下階まで、様々な家族構成、様々な価格帯の住戸が混在した、高級超高層マンションです。
パークコート赤坂 ザ タワー」(三井不動産レジデンシャルほか/全518戸)。
赤坂というブランド立地に建つ高額・高級マンションです。ホテルのようなサービスや共用施設が整っています。坪単価が下階と上階では倍以上の隔たりがあり、様々な層の人が一緒に暮らすことになります。

セキュリティを重視するため、出入り口には厳重なチェックがあり、子供が暮らすにはどうかな、と思う面もありました。しかし、共有施設を上手く利用すれば様々な生活シーンが豊かになるでしょう。

武蔵野タワーズ

武蔵野タワーズ(完成予想図)
<完成予想図>敷地内に緑地も多く、商業施設・医療施設・託児室などが完備され駅に近くて便利なタワーマンションです。
武蔵野タワーズ」(野村不動産ほか/全570戸)。
三鷹駅に2分、複合再開発による大規模なタワーマンション2棟です。スーパー・医療施設・スポーツクラブ・託児室があり、保全緑地の確保、24時間有人管理、ゲストルームなどの共用施設などが高評価に繋がりました。

ホテルのスイートルームのようなモデルルームからは想像がつきにくいのですが、敷地は広いのに角部屋以外ほとんどの住戸のスパンがあまり広くなく、2LDK・3LDKのタイプには窓が全くない部屋があったり、1LDKは寝室の間口が小さく柱や梁が大きく露出していたりした点が、やや残念でした。標準装備は住戸タイプによって3ランクに分かれ、面積が大きいほど充実しています。つまり1LDKは標準装備のグレードが落ちるということです。

三鷹駅前なので坪単価も高め、間取りよりも駅に近い生活と武蔵野という住環境を重視する方、タワーマンションのよしあしが分かっている方にお勧めです。

MASTERVIEW RESIDENCE

MASTERVIEW RESIDENCE
段差のある敷地を再開発したことで、緑地量も配慮された眺望のよいロケーションが確保されている、15階建てのマンションです。
MASTERVIEW RESIDENCE」(鹿島/全241戸)。
マスタービューレジデンスが高い評価点を獲得したのは、「ゆとりのある建て方」「共用施設」「選り便利で快適に暮らせる設備」など建物に関する評価に集中しています。実際、住戸の広さに関係なく、全室天井に埋め込み式のエアコンをはじめ、洗濯乾燥機や食洗機がついています。反面、「将来更に発展する街」「将来にわたり住環境が維持できる街」など街力が今ひとつの評価でした。最寄り駅が地下にある田園都市線の池尻大橋、その地上には首都高と交通量の多い玉川通りがあり、駅を中心とした街の形成ができにくいことが大きな要因かと思われます。

私が注目したのは、街の歴史です。8年前の東京の地図を見ると、このマスタービューレジデンスは元官舎のあったところ。そしてその周辺には警視庁関連の建物が集中しています。さらに時代をさかのぼり昭和8年の地図を見れば池尻大橋駅を中心に練兵場が南北に広がっています。このあたりは、一般庶民の住宅地としての歴史が希薄だったところといえます。

マスタービューレジデンスは規模の大きさや外構を含めた外観デザインなど、周辺の街並をリードする力を持った建物だと思います。現在このマンションの隣に同じ鹿島建設の賃貸マンションが建設中なので、これらの建物群が周辺の街並形成の活性化を促し、新しい街力を生み出すことを期待したいところです。

ブランズタワー南千住

ブランズタワー南千住(完成予想図)
<完成予想図>市街地再開発事業による、地上29階建ての超高層マンションでマンションです。
ブランズタワー南千住」(東急不動産/全215戸)。
駅前再開発にともない計画された29階建ての高層マンションで、それなりの質とグレードを持っています。南千住は隣の北千住と比べると目立たない駅でしたが、近年開発が進んでいます。駅から5、6分に知る人ぞ知る、行列のできるうなぎの老舗があります。これから発展が期待される街、南千住の資産価値が上がるのは住民にとって喜ばしいことかもしれませんが、昔ながらの街の良さはなくならないで欲しいと思います。これ以上、うなぎ屋さんの行列が長くなるのはちょっと困るし。


次のページでは、評価上位のマンションからみる2008年のマンションの傾向を読み解いてみましょう。