物件の特徴

現地から海を臨む

現地から海を臨む

高さ約80mの山を削り、全700戸超のマンションを建設。開発総面積はじつに約8.8haに及ぶ。「ザ・パークハウス追浜」は街の景観を刷新するほどの壮大なスケールである。

京浜急行線と並行して走る国道16号線は標高10m以下。完成した現地は同約60mであるから、最寄駅と現地は50mほどの高低差がある。が、徒歩ルートではエレベータータワー(駅から徒歩10分)が設置され、昇り降りの心配は軽減。開発にあたっては、駅までのアプローチ上のトンネルの改修や小学校のグラウンド移設なども同時に施工。前述のタワーエレベーターは周辺住民にも開放(時間限定)されることから、地域貢献的な側面も併せ持ったプロジェクトである。

特筆すべき点は海を臨む見晴らしの良さと多彩な共用施設だ。スケールをいかしカフェ、コンビニエンスにはじまりスカイラウンジ&ライブラリー、フィットネススタジオ、スポーツアリーナ、ゲストルーム、クッキングスタジオ、カラオケルーム、シアタールーム等その数は20を超える。しかもエレベータータワーで現地に着いた場所から海を一望。立地特性を第一印象で享受できるところが大きな魅力だ。

販売状況のトピックス

マスコミ内覧会の様子

マスコミ内覧会の様子

販売進捗は2014年12月9日時点で、全709戸中664戸が契約済。反響数は累計3,858件、来場数は同2,864件。来場者に対する契約者の割合は23.18%。この数値は通常平均値よりかなり高いレベルだ。

従前の居住エリアは横須賀市20.7%、横浜市56.9%(内訳は金沢区18.1%、港南区6.9%、南区6.9%、磯子区4.0%、他市内21.0%)、都内10.3%、その他12.1%。郊外であるにもかかわらず広域からの購入者比率が高いようだ。年齢は30代が55.4%と圧倒している。決め手は高台立地20%、商品性31%、価格19%、利便性16%など。やはり眺望と共用施設の充実が評価されたようだ。

トピックは「入居者からの紹介」が16件もあること。「かなり多い数」(関係者)だそう。新居を訪ねてきた知人友人、または親戚などが「ここなら住みたい」と購入を希望する。そのような契約者は不動産相場や他物件比較といった通常の検討過程で経るプロセスを省略してしまうのだろう。大規模物件ならではの現象といえそうだ。

「大規模物件有利」に拍車がかかる!?

エレベータータワー

エレベータータワー

大規模マンションは新築だけでなく、既存の維持管理のなかにもそのダイナミックさが見て取れる。

例えば「パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー」(794戸)では、5年かけて外構植栽の全面改良を行う。駅前開発が完了したことに合わせ、相応しい空間に改善することがねらいだ。フルメンテナンス補償をつけたため「植えっぱなし、生育不良お構いなし」といったことにならないよう制約を設けるそうだ。

また都心部にある「キャピタルマークタワー」(869戸)は、新築時から稼働していたミニショップを赤字(損失を住民が補てん)により廃止。自販機による無人店舗が提案されたものの、理事会が住民意思を考慮しコンビニを検討。結果セブンイレブンの誘致に成功した。他にも稼働率の低下したバーにあえてピザ窯など設備増設を行い、食事のできる場に替え、売上増を果たした「ブリリアマーレ有明」(1085戸)などコスト削減に向かいがちな施設を逆に投資を行うことで改善を試みる例が少なからずある。

「住んでからの管理が資産性を左右する」というが、大規模マンションのこうした事例は「スケールメリット増幅の可能性」を示唆するものだ。デベロッパーさえ想像しなかった現象が起きているともいえる。「ザ・パークハウス追浜」もその立地の持てる特長から、より魅力的なマンションに改善されていく可能性が大いにあると感じた。

【共用施設の維持管理例】
豪華すぎる共用施設をどのように維持していくか(ブリリアタワー有明)
膨大な共用施設と維持管理の現実(パークコート麻布十番ザタワー)
三角タワーのポテンシャル(キャピタルマークタワー)


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