サンルームの吹抜け
天窓の奥行きは3m。 |
階段室から見上げると天井が透明になっています。窓が極端に少ないこの家は、ほとんどがこの天井から光を採り入れています。「透明のFRPの波板を直角に重ね張りしただけですが、強度も十分保たれています」と、池村さん。また、2階の上がり口の壁のズレを利用して、スリットが設けられています。まるで直交する壁が独立しているかのような錯覚を引き起こすと同時に、外の光を採入れ、さらに視線を奥に導くことで狭さを意識させないという3つの役割を担っているのです。
◆建築家プロフィールと建築データ