建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

中古木造住宅、光の箱への変貌[HOUSE-R](10ページ目)

30代の建て主が、築40年の古い木造モルタル住宅を購入。「もったいない」をキーワードに、既存の骨組みと外壁だけを残して全面リフォームしました。その「劇的」な様変わりをご覧下さい。

執筆者:川畑 博哉




街とつながる窓


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窓
上/2階書斎にある大きな窓。写真左手に見えるのは内扉。下左/南側道路から窓を見上げる。下右/窓のコーナーのディテール。粗さにも味がうかがえる。


道路に面した書斎には、大きな窓があります。近づくと、目の荒いエキスパンドメタルが張られてます。窓の縁も左官職人の手の跡を残すかのように、粗く仕上げられているのが分かります。まさに茶室のようです。しかし、ガラスが入っていません。「これは街の気配を感じる窓。雨が降ってきたら、内側の扉を閉めればいいんですよ」と、池村さん。この家は独立性を保ちながらも、ガラスの無い窓を介して、緩やかに街とつながっているのでした。

◆建築家プロフィールと建築データ



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