古代都市テーベへの道
レリーフが美しいメディネト・ハブ(ラムセス3世葬祭殿)。ほとんど退色しているが、かつてはどの遺跡も極彩色に彩られていたという ©牧哲雄
まだわずかに色が残るメディネト・ハブの壁画 ©牧哲雄
ルクソールはカイロから南へ約500kmの位置にあり、飛行機で30分~1時間。電車で10時間。バスもある。ルクソールからはアスワンへのバスや電車も出ているし、アブシンベルへの飛行機やツアーもたくさんある。
■周辺の世界遺産
カイロには世界遺産「カイロ歴史地区」「メンフィスとその墓地遺跡 - ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」があり、ルクソールからは世界遺産条約成立のきっかけとなった「アブシンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」へのツアーも頻繁に出ている。
ピラミッド、アブシンベル、テーベはエジプト3大遺跡。世界遺産ファンならこの3つはぜひ訪れていただきたい。
また、しばしば世界3大ダイビング・スポットに数えられる紅海や、白砂漠・黒砂漠などで知られる砂漠地帯もエジプトの見所だ。
古代都市テーベのベストシーズン
カルナック神殿の聖なる池。カルナック神殿は夜ライトアップされ、聖なる池の脇にあるステージで「音と光のショー」が開催される ©牧哲雄
問題は暑さで、夏の6~9月、砂漠の地表面は50度に達することもある。暑さが心配な人はこの時期は避けた方がいいだろう。
世界遺産基本データ&リンク
ルクソール神殿のラムセス2世の中庭。立像はどれもラムセス2世。神殿内ながら、このすぐ隣にモスクがある ©牧哲雄
ラムセス2世の葬祭殿であるラムセウス。ラムセス2世はカルナック神殿やアブシンベルを築いて「建築王」の異名をもつ ©牧哲雄
Ancient Thebes with its Necropolis
国名:エジプト・アラブ共和国
登録年と登録基準:1979年、文化遺産(i)(iii)(vi)
【関連サイト】
- ピラミッド地帯/エジプト
- アブシンベル/エジプト
- 聖カトリーナ修道院地域/エジプト
- エジプト大使館・観光局(日本語公式サイト)