音質を向上させるために、専用のマイクを使おう
Podcastは無料で始められるのが魅力ですが、やはり、世界中にあなたの声や演奏など、「パフォーマンス」を披露する訳ですから、出来る限り高品質を目指したいものです。パフォーマンスの品質はあなたの力量次第ですが、音質の向上には、適切な機材が必要です。まず、最近のノートパソコンを購入すると、カメラとマイクが内蔵されていますが、これはあくまでもSkypeなど、テレビ電話用の簡易装置と考えましょう。音質は会話が理解出来るレベルで、音楽やヴォーカルを届けるには相応しくありません。ヘッドセットのマイクも同様です。
旧来は、マイク入力の付いたUSBオーディオデバイスと、マイクを追加していましたが、費用もかかりますし、接続や調整が面倒です。
そこで接続を簡単にしたい人には、最近、USB接続に対応した良質なマイクが登場しているので、とてもおすすめです。例えば、プロ用マイクで圧倒的なシェアを持ち、多くのプロミュージシャンが愛用するSHUREは、USBに対応した「PG42-USB」などを発売しています。
放送局で使われているかのような頑丈な作りで、直径25mmの大型のダイアフラム(音を電気信号に変える振動板)を採用し、声や楽器の音をクリアでニュアンス豊かに拾ってくれます。
使い勝手の面では、マイク本体に、音声モニタ用のヘッドホン端子を備えているので、ヘッドホンを接続して、音声を確認する事ができます。こうすると、ノートパソコンでSkypeをしている時、スピーカーから出た音をマイクが拾い、その音が増幅されて再びスピーカーから出て、キーンと甲高い耳障りな音になる「ハウリング」現象も起こりません。マイクやヘッドホンモニターの音量調節ダイヤルも操作し易くて実用的です。プロブランドだけに、流石によく考えて作られています。
「PG42-USB」の使用感
1. 準備はUSB接続するだけ。ドライバー等をインストールせず、USB接続するだけで直ぐに使えます(Windows 7/XP)。録音ソフトのデバイス選択画面で、マイクは「SHURE Digital」に。
2. 市販の卓上スタンドを利用して卓上に設置。
付属のホルダーは、ゴムでマイクを中に浮かせた状態に。不注意で机の上にドンと手を付いてしまったような時にも、振動がマイクに伝わって不快な雑音を発する心配を軽減できます。
3. マイク本体は、ドッシリと重量感のあるメタルボディーで安定感抜群。一般的なハンドマイクよりも、ダイアフラムが大きく、繊細な音もニュアンスまで拾ってくれます。
*音質確認用のファイルを用意しました→「マイク音質比較 SHURE PG42-USB編」(MP3/128kbps)
4. 見た目がプロ機材の雰囲気を醸しだし、外観の質感も良好。録音する際、気分も高揚するでしょう。取材やゲストを迎えてのトークショーなどで使えば、気分良くいろいろ話してくれるかもしれませんね。