日本酒/日本酒関連情報

清酒及び本格焼酎鑑評会にいってきた!(3ページ目)

東京国税局管内、つまり東京、千葉、神奈川、山梨で造られた清酒と焼酎の鑑評会出品酒のテイスティングにいってきた。国税局なんてとこに行ったのは初めてなので、緊張したぁ~。

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド


審査概要と酒質の説明


そしてこれまた気になる、審査の概況と酒質の説明が以下のようにある。



「ぎんから」のラベル。これだって知ってました?
●東京国税局では、「平成17年清酒及び本格しょうちゅう鑑評会」を開催し、出品された清酒及び本格しょうちゅうについて、1審を10月18、19日に、2審を21日に行いました。当鑑評会は酒造技術の一層の向上と酒質の多様化に資する技術の推進を目的に、冬期に醸造され貯蔵熟成を経て一段と旨さが増した清酒、本格しょうちゅうの需要の高まる秋に開催しています。清酒は45場から142点、本格しょうちゅうは11場から14点の出品があり、官能審査に秀でた42名(延べ)の審査員により、慎重かつ厳正に審査しました。


「吟の舞」のラベル。これも知ってました?
 審査は、部門別に行いそれぞれのコンセプトに合致し、香味の調和がとれたもの、特長を出しているものを評価しました。方法としては、1審では色、香り、味及び香味の調和等の審査項目を設け個別に評価するプロファイル法を採用しました。2審は総合評価法により行いました。  審査の結果、「吟醸清酒部門」18場、「吟の舞清酒部門」8場、「ぎんから清酒部門」8場、「本格しょうちゅう部門」4場が優等賞に選ばれ、11月18日に東京国税局にて表彰式を行いました。また、同日製造技術研究会(きき酒会)を開催しました。
 出品酒の品質の総評は次のとおりです。


テイスティングは大きなお猪口に入ったスポイトで各自注ぐ方法。
○  吟醸清酒部門
   製造後の貯蔵が適切に管理されているものが多く、落ち着いた吟醸酒らしい果実様の香りと、熟成した味わいをもつ香味の調和のとれたものが多く出品されていました。

○  純米清酒部門
   香味が軽快なものから、生もと系の酒母を使用した濃醇なものまで、品質的な広がりを感じさせるものが多く出品されていました。

○  吟の舞清酒部門
   吟の舞のコンセプトである「香味が華やかに調和した喉ごしのよい吟醸純米酒」に合致した貯蔵管理がいき届いた、香り豊かで軽快な味わいを持つものが多くみられました。


これ欲しくないですか~?
○  ぎんから清酒部門
   ぎんからのコンセプトである「辛味や渋味を感じさせないキメの細やかな香味」に合致した辛さだけでなく熟成によるまろやかさが加わり、適度な旨味を持つスッキリとしたものが多くみられました。

○  純米やわくち清酒部門    低アルコール清酒にありがちな水っぽさはなく、スッキリとした味わいとさわやかな香りがバランスよく調和していました。

○  本格しょうちゅう部門
   麦、甘藷、米、酒粕など多様な原料で製造され原料特性を生かしつつ、製造方法にも様々な技術が駆使され、個性的で飲みやすい酒質のものが多くありました。



ということらしい。貯蔵管理が行き届いているというのが印象的かな。昔は、いい造りのお酒でもそのへんにほったらかしのままだったので、どうにもひねた味わいになってしまっていたものがたくさんあった。それでも無理して飲んでいたものだけど、やはり貯蔵にしっかり気を配れば、新鮮で、それでいて熟成感のあるバランスのいいものが出来るのだろうな。


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