早期教育・幼児教育/モンテッソーリ教育

モンテッソーリなど世界の教育法を知ろう(2ページ目)

「モンテッソーリ教育」「シュタイナー教育」など世界の教育法について、どんなものなのかを総合的に知ることが出来る本を見つけました。園選びに迷っている人にも参考になる、素敵な1冊を紹介します。

猪熊 弘子

執筆者:猪熊 弘子

子育てガイド

家でも取り入れられる遊びを参考に

私が感動したのは、ニキーチン教育です。子どもの頃、親が読んでいた雑誌『暮らしの手帖』に、その名前がいつも載っていたのでよく覚えていたのですが、詳しい内容までは知りませんでした。ロシアのニキーチン夫妻が自分の7人の子どもに対して行ったのが始まりの教育法で、子どもの持つ力を信じ、危険を体験させながら子どもの成長を見守っていくというもの。手のひらの上に赤ちゃんを立たせたり、真冬の雪の日に子どもを裸で遊ばせる!といったユニークすぎる教育法には、当時は賛否両論だったといいます。これは私にはなかなか出来そうもないな、とは思いつつ、子どもには大人には考えられないほどの力があるのだと再認識。驚き、感動しました。

この本を読んで、「これは素晴らしい!」と思う教育法に出会ったとしても、その教育法を取り入れている幼稚園、保育園が身近に必ずあるとは限りません。もし、それでもやってみたいと思うものに出会えたら、そのときにはもっと詳しく専門書を読み、自分の家でも実践できることをやっていけばいいのかな、と思いました。初歩の初歩として、ぜひ手にとって読んでほしい1冊です。

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